エアコンから変な臭いがする原因と掃除方法

エアコンから変な臭いがする原因と掃除方法 | カンタン掃除とアイデア洗濯術 CLEAN HOUSE日本のジメッとした蒸し暑い夏や凍えるような寒い冬を快適に過ごすために欠かせない「エアコン」ですが、洗濯機や冷蔵庫などの家電とは異なり、1年を通して使うものでは無いため、久々につけてみると、風に乗って酸っぱい臭いや生乾きの洗濯物のような変な臭いが漂ってきて気分が悪くなったという方も多いのではないでしょうか。


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エアコンから臭ってくるこうした変な臭いの原因

久々につけたエアコンから臭ってくるこうした変な臭いの原因は、

・カビや雑菌の繁殖
・ホコリ
・タバコ
・キッチンの油や食べ物の臭い
・私たちの汗やペットの臭い

など挙げると限がありませんが、エアコンからヤニ臭さを感じる場合は「タバコ」、酸っぱい臭いを感じる場合は「汗やペットの臭い」など、原因によって臭いの種類は大きく変わってきます。

ですが、なかには「タバコも吸わない、ペットも飼っていない、室内トレーニングもしないのにエアコンが臭うのはなぜ?」と不思議に思っている方もいるのではありませんか。

もしかしたら、その臭いはエアコン内部に溜まったホコリや雑菌やカビが繁殖したことが原因で起こっている可能性があります。


エアコン内部に溜まったホコリや雑菌を取り去るには?

エアコン内部から発せられる悪臭を消し去る方法として、最も有効的なのが「掃除」です。

まず、エアコンの風が出てくる部分をこっそり覗いてみてください。黒い斑点模様の汚れが付着していたり、奥の方にホコリがたくさん溜まっていませんか。

「1週間に1度のペースで掃除しているのに、なんでこんなに汚れているの?」と驚かれた方も多いと思います。

室内の温度や湿度を調節するための機械であるエアコンは、室内の空気を取り込んで冷やしたり温めたりしているため、室内に臭いを発する元となるものが存在したり、空気と共に吸い取られたホコリやゴミがエアコン内部に溜まってしまうと嫌な臭いを発するようになります。

エアコンから発せられる嫌な臭いを取り去るためには、定期的にエアコンの掃除を行うことが大切です。


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エアコンの嫌な臭いを消し去る掃除テクニック!


エアコンから発せられる変な臭いを消し去るためには、

・フィルター
・ルーバー (吹き出し口)
・本体カバー (前面パネル)
・フィン (熱交換器)
・ファン (シロッコファンまたは送風ファン)
・ドレンバン

これら6か所の掃除を定期的に行うのがポイントです。

フィルター
エアコンのフィルターは、空気中に含まれるホコリやゴミを取り除くために必要なパーツであるため、最も汚れが付着しやすいと言われています。
ルーバー
ルーバーとは、エアコンから送り出される風の向きを調節してくれるパーツです。

基本的には取り外し可能となっていますが、メーカーや機種によっては取り外しができないものや取り外しにくいものもありますので、取扱説明書をよく読み、取り外して掃除するか、取り付けた状態で掃除するかを選択しましょう。

本体カバー
別名「前面パネル」と呼ばれる本体カバーは、まさにエアコンの顔とも呼べるパーツです。

本体カバーはフィルターの汚れ具合などを確認する際によく触れるため、ご存知の方も多いと思いますが、実はこのパーツは取り外すことが可能となっています。

ただし、メーカーや機種ごとに取り外し方法が異なりますので、取扱説明書をよく読んでから取り外すようにしましょう。

フィン
エアコンのフィルターを取り外した際に顔を見せてくれるフィンは、「アルミフィン」とも呼ばれており、薄い金属板が一定の間隔で無数に並んでいる部分です。

フィンの役割は、エアコン内部に取り込まれた空気を冷やしたり温めたりすることであるため、別名「熱交換器」とも呼ばれています。

ファン
フィンの背後にあるファンは、竹を横にしたような筒状のかたちをしているエアコンのパーツです。筒の側面は扇風機のようにクルリと1周、羽根が付いており、この部分が回転することで室内に風が送られてきます。
ドレンバン
空気を冷やしたり温めたりすると、どうしても水滴が出てきます。この水滴でお部屋が汚れないように防いでくれているのがドレンバンです。

フィルターの次に汚れやすいと言われているパーツでもあるため、定期的に掃除したい部分でもあります。


※フィルター、ルーバー、本体カバーは基本的に取り外しが可能なパーツとなりますので、以前ご紹介させて頂いた『エアコンを自分で掃除するためのやり方とは?』をご参照ください。

フィルター、ルーバー、本体カバーの3か所は、素人である私たちでも掃除することができるのですが、聞き慣れないフィン、ファン、ドレンバンの3か所は素人が手を出してはいけない危険な場所となります。

フィルター、ルーバー、本体カバーを掃除してもエアコンから変な臭いがする場合は、専門の業者さんに頼んでエアコン内部をキレイに掃除してもらいましょう。


まとめ

今回はエアコンから変な臭いがする原因と掃除の仕方についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

よくドラッグストアやホームセンターなどで見かけるエアコン内部の洗浄スプレーは、

・エアコンの奥深くに溜まった汚れを落とすことができない
・すすぎが十分に行えず、嫌な臭いを解消することができない
・水を掛けてはいけない部分に洗浄剤が掛かってしまい、火災を起こす原因となる

などのデメリットがあります。

しかし、エアコン内部にホコリを溜めたままにしたり、雑菌やカビの繁殖をそのまま放置してしまうと、エアコンの性能低下を招いたり、電気代が高くなったり、水漏れなどのトラブルを引き起こす原因となり、酷い場合は肺炎やアレルギー発症の要因となる危険性もあります。

フィルター、ルーバー、本体カバーを掃除してもエアコンから変な臭いがする場合は、早急にエアコンの掃除を専門に行っている業者さんに連絡し、エアコン内部をキレイにしてもらいましょう。

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