冬のあいだお世話になったストーブやヒーターも、そろそろシーズンオフの時期がやってきました。こうした使用期間が限られてしまうストーブやヒーターなどの家電製品は、サイズが大きくてかさばるため、収納せずに出しっぱなしにしてしまう主婦や一人暮らしの学生、社会人もたくさんいます。
しかし、使用しないストーブやヒーターを収納せずに出したままにしていると、つまづいたりぶつかったりと日常生活の邪魔になったり、ホコリやゴミが溜まって故障や事故の原因になることがあります。
そこで、今回ストーブやヒーターの賢い収納方法とオススメの場所をまとめてみました。
ストーブとヒーターを簡単に収納するコツとは?
ストーブやヒーターは冬季限定の家電製品だと思っている方も多いですが、洗濯物が乾きにくくなる梅雨の時期にも大活躍できる優秀な家電製品でもあります。
そのため、家事のベテランである主婦たちは、梅雨になったら再びストーブやヒーターを取り出すために押入れや納戸に収納する際はなるべく手前に入れています。さらに、購入した際にストーブやヒーターがスッポリ入っていた段ボールの中にしまうことで、
・保管期間中に溜まるホコリやゴミから本体を守ることができる
・収納スペースを事前に確保することができる
といったメリットが得られます。
また、石油や灯油を使ってお部屋を暖めるストーブやヒーターを保管する際、横に倒して保管してしまうと液漏れや棚板などを痛める原因となることが取扱説明書にも明記されています。
もし、スーパーやデパートなどで貰ってきた段ボールにストーブやヒーターを収納してしまうと、外からでは何が収納されているのか分からず、誤ってストーブやヒーターを横にしてしまう恐れがあります。こうした事故を未然に防ぐためにも、ストーブやヒーターをしまう際は、必ず購入時の段ボールに入れて収納するようにしましょう。
お手入れ方法
ストーブとヒーターを収納する前に、次回も安全に使用できるように必ず汚れをしっかりと落としてから片付けるようにしましょう。
では、ストーブとヒーターを収納する際に行っておきたいお手入れ方法をご説明します。
ストーブのお手入れ手順
②芯の周辺に残っているタールやホコリ、ゴミなどを歯ブラシで擦り落としてください。
③網や外側に付着した汚れを雑巾で拭き取ります。
④電源コードがある場合は結束バンドを使って束ね、乾電池が入っている場合は漏電や点火の危険性があるため、取り外しておきましょう。
⑤あとはストーブ購入時にかぶさっていた大きなビニール袋で包み、ストーブの入っていた段ボールへ入れて収納してください。
・燃料タンクの石油や灯油はしまう前に必ず抜いてからしまいましょう。
・お手入れ前に本体周辺に可燃物が無いか確認してから始めてください。
・本体に油漏れや油たまり、油のにじみなどの異常がないかどうかを確認しながらお手入れしましょう。
・本体に付着している汚れやホコリ、ゴミをスッキリ落としてからしまいましょう。
・頑固な汚れが付着している場合、水で薄めた中性洗剤を染み込ませた雑巾などで優しく拭き取ってください。
・エアフィルターやファンガードなどにホコリやゴミが溜まっていたら掃除機で吸い取っておきましょう。
・横に倒さず、立ててしまいましょう。
ヒーターのお手入れ手順
②燃料タンクと油受皿内の灯油を残らず抜き取ります。
③ファンフィルターとオイルフィルターに付着したホコリやゴミ、汚れをキレイに取り除きます。
④柔らかい布で本体を拭きましょう。
⑤あとはヒーター購入時にかぶさっていた大きなビニール袋で包み、ヒーターの入っていた段ボールへ入れて収納してください。
・燃料タンクと油受皿内の灯油はしまう前に必ず抜いてからしまってください。
・本体に頑固な汚れが付着している場合は、水で薄めた中性洗剤を染み込ませた布で拭き取ってください。
・本体周辺に可燃物が無いかどうかを確認してからお手入れを始めましょう。
・油漏れや油たまり、油のにじみが無いかどうかを確認してから段ボールにしまってください。
・ファンフィルターとオイルフィルターに汚れが付着したまま締まってしまうと、故障や事故の原因となりますので、必ず汚れをキレイに取り除いてから収納してください。
・横に倒さず、立てて収納しましょう。
いかがでしたか。簡単なストーブとヒーターの収納方法は、「購入時の段ボールに入れる」「押入れや納戸の奥に収納しない」この2点がポイントとなります。
もし、梅雨の時期に洗濯物を乾かすためだからといって、冬が終わったにも関わらずストーブやヒーターを出しっぱなしにしているお友だちが周りにいたら、出しっぱなしにすることのデメリット、ストーブやヒーターの簡単な収納方法、お手入れの仕方を教えてあげましょう。