インターネットの進歩による爆発的なパソコンの普及で、一気に有名な存在となったUSB。世に出てきた頃は、メモリースティックをUSBに差し込み、そこにデータを入れて持ち歩くなんてことをやっていましたね。USBの前はフロッピーディスクにデータを保存していましたが、フロッピーディスクはドライブもディスクも大きいので、USBのメモリースティックの登場は画期的でした。
今ではmicro USBという小さいサイズのポートができたり、パソコンと携帯をUSBケーブルで接続することで携帯の充電までできるようになりました。また、USBケーブルを介してホスト機器から周辺機器に電源を供給することができるようになったことで、オフィスでパソコンを電源として利用している人も多いのではないでしょうか。
最近では、夏の暑い時期にUSBケーブルをパソコンにつなげてミニ扇風機を使っている光景をよく見ます。ミニ扇風機を使う人が増えると、彼らのデスク周りが若干涼しくなり、社内のエアコン設定温度を28℃に保つのに貢献しそうですね。
ただ、USBケーブルからの電気供給による扇風機が、どこまでの効果を持っているのか。また、冷却効果を維持するためには、溜まったほこりを掃除することも重要です。今回はUSB扇風機でどのくらい涼しくできるかという点と、扇風機の掃除の仕方に関してお話ししていきたいと思います。
USB扇風機で身の回りを涼しく
USB扇風機が世に出てきた当時は、USBコネクターからケーブルが伸びていて、その先に換気扇のような小型のファンが付いているようなものでした。
現在は、技術の進歩とともに色々なタイプのUSB扇風機があり、プロペラ型の扇風機から、机に置くとちょっとかさばるかなと思うくらいの大き目の扇風機や、羽根車やプロペラのないタワーファンのようなものも出ています。
タワーファンに至っては、首振りタイプのものがあり、風量も強弱2つのパターンで使い分けられるようになっています。強にしてみると、机の上に置いてある小さなメモ書きくらいは吹き飛ばすくらいの風量がありますよ。
これくらいの風量があれば、省エネと環境問題から冷房温度が厳しく28℃に設定されているオフィスの中でも、涼しく過ごせますね。
昔は、どんなに扇風機を置いても、外気が暑すぎて扇風機の風も生暖かく、全然涼しくならないなんてこともありましたが、オフィスの中であれば、ちょっと高めとはいえ28℃に冷房設定されているので、扇風機が送ってくれる風も涼しい風になり、真夏の仕事中も快適に仕事が進みますね。オフィスではパソコンも熱を持っていますので、USB扇風機はパソコンの熱を冷却するのにも一役買ってくれますね。
掃除の仕方とは
次に扇風機のお手入れについてです。USB扇風機とはいえ、羽根車やプロペラがあるので、家庭用の扇風機と同様、ほこりが溜まっていきます。
羽根車のある扇風機の場合は、分解をしてほこりを拭いてお手入れをします。ほこりが溜まりすぎてしまうと、扇風機の性能が悪くなってしまいますよ。もちろん、羽根車の部分だけでなく、カバーの部分もまんべんなく拭いてほこりを落としましょう。
タワー型の扇風機の場合は、分解できないこともないですが、部品点数も多く再組み立てが難しいので、外部をしっかりと拭いてお手入れをしましょう。
お手入れの際に注意することは、電源を入れたまま行わないことです。電源が入ったままのお手入れは危険ですので、面倒くさがらずに、必ずUSBケーブルをパソコンから抜き取るようにしましょう。
ここまでUSB扇風機の特徴とそのお手入れ方法について説明しましたがいかがでしたでしょうか。仕事の生産性向上が叫ばれている現代、気持ちよく仕事ができる環境を整えることも重要になりますね。USB扇風機は真夏の業務の生産性を向上させてくれる便利グッズですので、上手にお手入れをして有効に使っていきましょう。