時短料理や節約料理を作るときにあると便利な電子レンジは、とっても汚れやすい家電製品のため、こまめに掃除する必要があります。
もし、掃除を怠ってしまうと、電子レンジを使用中に何らかの拍子によって飛び散った火花が汚れに引火し、事故や火災を招く危険性があります。
他にも、食品を温めた際に生じる水蒸気や焦げ、油汚れなどに雑菌やカビが繁殖して食中毒を引き起こしたり、こびりついた頑固な汚れによってセンサーの一部が正常の機能しなくなってしまうなどのトラブルを招く恐れもあります。
そこで、今回は火災や食中毒、故障の原因となる電子レンジの汚れをスッキリ落とすための簡単な掃除方法をご紹介します。
電子レンジを掃除する際に便利なアイテムと掃除方法
電子レンジの主な汚れは、
・飛び散った油汚れを放置したことによる焦げ
・食品を温めた際に立ち上がる水蒸気による水垢
になります。
そのため、電子レンジを掃除する際にあると便利なアイテムは次のようになります。
重曹
弱アルカリ性の重曹は、酸性の汚れを落とすのに適しており、重曹を使って掃除をすることで電子レンジ内の嫌な臭いも消し去ることができます。
【重曹を使った掃除方法】
②ラップを掛けずに様子を見ながら2分から3分ほど電子レンジで加熱します。
③重曹水から水蒸気が発生していることを確認したら、ドアを開けずにそのまま15分ほど放置します。
④15分後、電子レンジからボウルを取り出し、乾いた柔らかな布巾で中をキレイに拭いたら掃除完了です。
クエン酸
酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れを落とすのに適しており、除菌力も高く消臭効果も得ることができます。
【クエン酸を使った掃除方法】
②ラップをせずに電子レンジに入れ、様子を見ながら2分から3分ほど加熱します。
③クエン酸水から水蒸気が上がっていることを確認したら、ドアを開けずに15分ほどそのままの状態で放置します。
④15分後、電子レンジのドアを開けて乾いた柔らかな布巾を使って中を丁寧に拭いたら掃除完了です。
電子レンジ専用の洗剤
電子レンジを製造・販売しているメーカーでは、電子レンジの内部を掃除するための専用洗剤を販売していることがあります。
ただ、メーカーや機種、型番などによって使用可能な洗剤の種類や掃除方法が異なりますので、事前に現在お使いの電子レンジのメーカーや機種、型番などを調べ、洗剤の使用方法をしっかりと確認してから購入するようにしましょう。
今まで電子レンジの掃除を1度もしたことが無いという方や掃除をしたとしても年に1度の大掃除のときだけという方も大勢いると思います。
電子レンジの汚れは放置してしまうと、火災や食中毒、故障などを引き起こす原因となりますので、
・普段から電子レンジを使用した後は必ず拭き掃除を行う
・1週間に1度は重曹やクエン酸を使ってお手入れする
など、できることから1つずつチャレンジしてゆき、電子レンジの掃除を習慣化してゆきましょう。