フローリングの汚れや黒ずみが気になる場合の掃除方法

フローリングの汚れや黒ずみが気になる場合の掃除方法 | カンタン掃除とアイデア洗濯術 CLEAN HOUSE小さなお子様の居るご家庭やペットを飼っているお宅では、少しでも掃除をサボってしまうとすぐにフローリングに食べこぼしやホコリ、ゴミなどの汚れが溜まってしまうため、いつでもササッとフローリング掃除ができるようにリビングやキッチンなどにクイックルワイパーなどのフローリング掃除グッズを常備している方も多いのではないでしょうか。

しかし、いくら万能なフローリング掃除グッズであっても落とせない頑固な汚れがあります。

それは「黒ずみ汚れ」です。


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フローリングの厄介な黒ずみ汚れの原因とは?

フローリングの黒ずみ汚れをよく観察してみると、

・子供部屋やリビングなど子どもやペットがよく通る場所
・キッチン周辺
・ベランダやサッシ周辺
・ワックスを塗った場所

などに集中していることが分かります。

実はフローリングの黒ずみ汚れは、

・足の裏の皮脂汚れ
・調理中に飛び散った油汚れ
・室内と室外の気温差が大きい場所に発生する結露によるカビ
・ワックスの劣化
・液体をこぼしたまま放置したことによる木の傷み

などが主な原因となっており、黒ずみ汚れの発生場所によって原因が大きく異なるため、それぞれの原因に合わせた掃除方法が重要となります。


フローリングの黒ずみ汚れの落とし方

フローリングの黒ずみ汚れの原因が分かったら、まずは黒ずみ汚れを落とす前にフローリングに溜まったホコリやゴミなどの汚れをキレイに取り除く必要があります。

その理由は、いきなりフローリングの黒ずみ汚れを水拭きして落とそうとしてしまうと、フローリングに溜まったホコリやゴミと水が合わさり、新しい汚れをフローリングに張り付けてしまう可能性があるからです。

これでは黒ずみ汚れを落とすために掃除を始めたのに、新しい汚れをフローリングにこすり付けてしまうことになってしまいますので、絶対に黒ずみ汚れを見つけてもいきなり水拭きをして汚れを落とそうとしないようにしてください。

では、フローリングの黒ずみ汚れの落とし方をご紹介します。

[手順]
①クイックルワイパーを使ってフローリングに溜まったホコリやゴミを取り除きます。

②掃除機の先端をブラシタイプに切り替え、フローリングの溝に詰まったホコリやゴミを吸い取ります。

③水2リットルの水をバケツに入れ、台所用の中性洗剤を小さじ1杯加えてしっかり混ぜて溶液を作ったら、雑巾を浸して固く絞り、フローリングを丁寧に水拭きしてゆきます。
⇒重曹を使用するとフローリングのワックスが剥げてしまったり、重曹の研磨作用によってフローリングが傷付いてしまう恐れがありますので使用しないでください。
また、洗剤を使用したくない方や雑巾がけが面倒な方は、高温スチームクリーナーを使うのがオススメです。

④ワックス剥離剤を使用してワックスを剥離させる、もしくはアルカリ性洗剤を使ってフローリングの表面を軽く剥がして汚れを取った後、ワックスを塗り直します。

⑤ワックスがしっかりと乾いたら2度塗りしてください。

ワックスを塗り直す場合、必ず取扱説明文をよく読んでから行うようにしてください。もし、自分でワックスをキレイに塗る自信が無い場合はフロアコーティング業者に依頼されるのがオススメです。


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【原因別】フローリングの黒ずみ汚れの落とし方

足の裏の皮脂汚れ

子供部屋やリビングなど素足の子どもたちがよく移動する場所や普段ペットが寛いでいる場所にできる黒ずみ汚れの大半が足の裏の皮脂汚れによるものだと言われています。

皮脂汚れは酸性の汚れですので、住宅用のアルカリ性洗剤を使用することで簡単に落とすことができます。

ただし、セスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤の場合、フローリングのワックスを剥がしてしまう恐れがありますので、まずは目立たない場所で試してから使用するようにしてください。

フローリングに付着した足の裏の皮脂汚れを落とすとき、つい長時間洗剤をフローリングに乗せたままにしてしまう方もいますが、フローリングを傷める原因となりますので黒ずみを落とす際は手際よくパパッと終わらせましょう。

調理中に飛び散った油汚れ

キッチン周辺の黒ずみ汚れは調理中に飛び散った油や食材のカスなどが原因で生じている可能性があります。油が飛び散ったり食材のカスを発見したら速やかに拭き取ることで黒ずみ汚れを防ぐことができますが、もし気付かないうちに黒ずみ汚れとなってしまった場合は台所用のアルカリ性洗剤を雑巾につけて油汚れだけを取り除き、汚れが落ちたら水拭きをして洗剤を拭き取ってください。

油汚れがレンズのように盛り上がっているようならば、テレフォンカードや図書券カードなどを使ってこすり落としてからアルカリ性洗剤で拭いてください。

また、重曹やクエン酸を使って調理中に飛び散った油汚れなどを落とす方法もございますので、お家に重曹やクエン酸がある方はキッチン周辺に黒ずみ汚れを発見したら試してみてください。

室内と室外の気温差が大きい場所に発生する結露によるカビ

窓やサッシ周辺のフローリングにできる黒ずみ汚れはカビである可能性があります。掃除用のアルコールスプレーを黒ずみに吹き掛け、キレイな雑巾で拭き取ってください。

カビによる黒ずみだからと言ってカビキラーを噴射してしまうと、フローリングが色落ちしてしまう可能性があります。

もし、掃除用のアルコールスプレーを切らしてしまったという場合、お酢やクエン酸を使うとカビを除去することができますので、是非お試しください。

ワックスの劣化

ワックスの劣化が原因で黒ずみ汚れが出来てしまった場合、リビング用の中性洗剤で拭き掃除を行った後、必要であればワックスを剥離させて新しいワックスを塗り直してください。

ワックスは時間経過によって劣化してゆきますので、最低でも5年に1度のペースでワックスの剥離や塗り替えを行うのがオススメです。

自分で塗り替える自身の無い方はフロアコーティング業者に依頼されることを推奨します。

液体をこぼしたまま放置したことによる木の傷み

雨でびしょ濡れになった状態でフローリングの上を歩いたり、子どもが誤ってジュースをこぼしてしまったときは、黒ずみ汚れができる前に速やかに液体を拭き取ってください。

フローリングを濡らしたままにしてしまうと木材が傷み、変色してしまう恐れがあります。

液体をこぼしたまま放置してできてしまった黒ずみ汚れは掃除しても落とすことができなくなってしまいますので、フローリングの上に液体がこぼれてしまった場合は速やかに拭き取ってください。


まとめ

いかがでしたでしょうか。

フローリングの黒ずみ汚れは、汚れが現れた場所によって原因や落とし方が大きく異なります。

もし掃除中にフローリングの黒ずみ汚れを発見したら、どの場所に黒ずみ汚れがあるのかを確認し、それぞれの原因に合わせて汚れを落としてゆきましょう。

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