1日の疲れを癒して心と体をリラックスさせてくれるお風呂場は、子どもたちの上履きを洗ったり、ペットを入浴させたりと色々なものを洗うことが多い場所ですので、大腸菌やブドウ球菌、緑膿菌などの雑菌が検出されることも多々あります。
そのため、お風呂場の衛生環境を守るためにこまめにお風呂場掃除をしたいというキレイ好きな男性や女性も多いと思いますが、お風呂場掃除に使用する道具をどこに収納したら良いのかと悩んでしまいませんか。
特にお風呂掃除を入浴後に毎回されている方の場合、お風呂場から遠く離れた場所に掃除道具を収納するのは効率が悪いですし、逆に目に付くところに収納してしまうと生活感や衛生面が心配だったりと創意工夫が求められてしまいます。
そこで、今回はお風呂の掃除道具の賢い収納場所と収納する際の注意点についてご説明します。
頭の良い収納と工夫
お風呂場の掃除に使用する主な道具は、
・メラミンスポンジ
・バケツ
・浴室用掃除洗剤
・重曹やクエン酸などのナチュラル洗剤
・カビ取り剤
など、意外とたくさんあります。
では、これらの掃除道具をバラバラに収納することなく、お風呂場から近い場所に賢く収納する方法をいくつかご紹介します。
洗濯機の横にあるデッドスペース
脱衣場に洗濯機を設置しているお宅には必ずある洗濯機横のデッドスペースはお風呂場の掃除に使用する道具を収納するのに適した場所です。
洗濯機の横にあるこの空間は高さも奥行きもありますので、天井を掃除するために使用する柄付きブラシなどの浴室内に置くと大きくて目立ってしまうものをスッポリと収納することができます。
もし、入浴後に脱衣所で着替えをしているときに掃除用具が目に入って不快に感じる方は、洗濯機横のデッドスペースの幅、奥行き、高さを計測し、このスペースにピッタリな収納ボックスや収納棚を設置するのがおすすめです。
洗面台の下のスペース
脱衣所には洗濯機横のデッドスペースの他にもう1つ気軽に掃除道具を収納できるスペースがあります。
そこは「洗面台の下」です。
洗面台の下に既に歯ブラシやカミソリなどの日用雑貨が収納されているから無理だという方も多いと思いますが、洗面台専用のラックや引き出しタイプの収納棚などを活用したり、突っ張り棒やマグネット式フックなど100円ショップのアイテムを使ってプチDIYで収納スペースを新たに作るなど、洗面台の下を有効活用することでお風呂場掃除に使用する掃除道具を目立たせずに収納することができます。
とにかく「入れる」&「吊るす」
どうしてもお風呂場の外ではなく、お風呂場の中に掃除道具を収納したいという方は、お風呂場内の色に近いオシャレなボックスに収納したり、吸盤タイプのフックを取り付けて吊るして置くのがポイントです。
その際、
・掃除道具を極力目立たせないように工夫する
・掃除道具であると分かりにくいデザインや控えめなデザインのものを選ぶ
これら3つの条件を満たす掃除道具を厳選し、お風呂場の雰囲気を壊さないオシャレなデザインのボトルにお風呂掃除用洗剤を詰め替えたり、可愛らしい色やかたちのスポンジを選ぶなどの工夫が大切です。
ただし、家族や泊まりに来た友達が誤って使用しないようにボトルにラベルを張るなど掃除道具だと見分けが付くように目印を付けておくことを忘れてはいけません。
掃除道具は濡れたままだと菌が繁殖する!?
お風呂場の掃除に使用した道具を濡れたまま収納してしまうと、収納場所に湿気が溜まってカビが発生したり、掃除道具内で発生した雑菌による菌移りを引き起こす原因となります。
特に内部までしっかり乾くまでに時間が掛かるスポンジは、雑菌やカビの温床となりやすい掃除道具ですので、使用後は風通しの良い場所に干して、内部までしっかりと乾燥させてから収納しなければなりません。
もちろん、スポンジだけではなく、柄付きブラシやバケツ、浴室用掃除洗剤などの水気も使用後はきちんと拭き取ってから収納するようにしてください。
お家のなかでも面倒な掃除場所のひとつであるお風呂場は、汚れが柔らかく落としやすい状態となっている入浴後の温かいときに掃除をすると効率良く汚れを落とすことができるため、お風呂から近い場所に掃除道具を収納したいとお考えの方も多いですが、なかにはお風呂の外や中に掃除道具があることで、生活感が出てゆっくりと湯船に浸かっていたいという気分をぶち壊される、掃除道具のカビや雑菌が気になるという方もいます。
どうしてもお風呂の掃除に使う道具の収納場所をお風呂場の外か中に設置したいという方は、掃除道具だと分からないように収納したり、目立たない場所で保管するなどの工夫が大切です。
この機会に1度ご自宅の掃除道具の収納場所を見直し、今一度掃除道具の収納方法について考えてみてはいかがでしょうか。