寒くなってきたらウールのセーターはかかせませんよね!この時期になると頻繁に着る方がいるでしょう。
しかし、ウールのセーターは寒い時期に良く着るため、汗などの汚れが付いてしまうことがあると思います。そのため洗濯を良く行う女性の方なんかはなんとかしたいと考えますが、「ウールのセーターって洗濯してしまって大丈夫なの?」と不安になりますよね。
ですがご安心ください。セーターの中には洗えるものがあります。そして正しい洗い方を身につければ長い間セーターを綺麗に着用することができますよ!
洗濯の頻度は?
ではまずそもそも『ウール』とはなんなのか。羊毛をイメージするかと思いますが、実は動物の毛の総称なんです。
ウール素材の表面にはスケールという無数の鱗のようなものがあります。これが濡れてしまうとフェルト化と言ってスケールが絡み合って硬くなってしまうのです。
このためセーターは洗ってはいけないイメージが付いているんです。こういった衣類にはドライマークが洗濯表示されています。
ですが、こういった洗いにくい素材を洗うためにドライマーク対応の洗剤があります。これはフェルト化を防止する工夫がされているので洗濯を行うときはこのような洗剤を使います。
それでは本題に入ります。ウールセーターが洗えることは先ほど少し解説しましたが、その洗濯の頻度はどの程度行えば良いか気になりますよね?
基本的な服はだいたい1回着たら洗いますよね。ウールセーターはなんと10回着たら1回洗う程度の頻度でOKなんです!
これはちょっと意外ですよね。私は5回くらいで洗った方が良いかな?と考えていたのでこんなに頻度が少なくて良いのか少し疑いました(笑)
どうやら洗いすぎるのはセーターに良くないようで、毛玉が増えたりする原因になったりするそうなんです。そのため10回に1回で大丈夫なのかなと不安になって洗いすぎないように気をつけましょう。
また、洗わな過ぎるのも良くないです。汚れを落とさずセーターに汚れが溜ってしまうと生地の傷みが促進されてしまうのです。10回に1回は洗うことは忘れないようにしましょう。
ウールセーターを長持ちさせるためには
ウールセーターは正しい洗い方をすることで長持ちさせることができます。しかし、逆に言えば正しい使い方をしないとセーターがどんどん劣化してしまいます。
それではこれから正しい洗い方をご紹介していきたいと思います。
まずウールセーターは基本的に手洗いで洗いましょう。洗濯機でも『手洗いコース』というのを使えば洗えないことは無いのですが、それだと手洗いに比べるとセーターにダメージを与えてしまいます。
私も手洗いコースを使えば良いだろうと考えていたのでこのことには少し驚きました。手洗いで洗うことによって濡れた状態を洗濯機より短くできます。そのため手洗いで洗いましょう。
洗面器などにドライマーク対応の洗剤を使い洗剤液を作ります。そしてその洗剤液の中に綺麗にたたんだセーターを押し沈めます。
このとき強い力で押してはいけません。優しく沈めるようにしましょう。その後、沈んだ衣類の下に手を入れて浮き上がらせる。これの繰り返しです。こうすることによってセーターに染み込んだ汚れを洗剤が染み込み落とすことが出来るのです。
洗ったセーターは広げずに洗濯機に入れて脱水します。1分も脱水すればOKです。そうしたらすすぎと脱水を2回行い洗濯終わりです。
洗いにくいセーターですがこうして書き出してみると意外と簡単ですね!
洗うのに抵抗があったウールセーターも正しい洗い方をすることによって洗うことが出来るんですね!
汚れたままのセーターは劣化を早めてしまうので今回ご紹介した方法で長い間お気に入りのセーターを着用しましょう!