パネルヒーターにかかる電気代は安いのか!?

パネルヒーターにかかる電気代は安いのか!? | カンタン掃除とアイデア洗濯術 CLEAN HOUSEここ最近、朝晩の冷え込みを感じるようになり、『そろそろ暖房器具を用意しなくちゃ!』と思っている一人暮らしの社会人や学生も多いのではないでしょうか。

けれど、ひとくちに暖房器具といっても、エアコンやファンヒーター、電気ストーブなど、さまざまな種類があり、どの暖房器具を使ったら良いのか悩んでしまいますよね。

そこで、今回は、ここ数年、一人暮らしの学生を中心に注目が集まっている「パネルヒーター」の魅力と気になる電気代についてご紹介します。


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パネルヒーターとは?

パネルヒーターとは、その名のとおりパネル式の暖房器具のことです。

スイッチを入れると、パネル部分が温められ、これによって発生した輻射熱によって室内を暖めることができるのですが、輻射熱の届く範囲が限られているため、

・パネルヒーターだけでは部屋全体を温めることが難しい
・さらに電源を入れてから本体が温まるまでに10分以上かかる

などのデメリットがあり、即効性のある暖房器具とは言えません。そのため、部屋全体を素早く暖めたいとお考えの方には、あまりオススメできません。

しかし、パネルヒーターは、他の暖房器具とは違い、

・温風を出して室内を暖めるタイプの暖房器具ではないため、空気が乾燥したり、汚れることが無い
・低めの温度設定でも、暖かく感じることができる
・安全性が高く、幼い子供のいるご家庭やペットのいるお家でも安心して使える
・静音性に優れている
・コンパクトで持ち運びが便利なうえに、お家の至るところで使える
・スマート設計なので、収納もラクチン
・個人用の暖房にもピッタリ

など、さまざまなメリットがあります。


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使用時間と電気代


今年の冬から、パネルヒーターを導入してみようかなとお考えの方も多いと思いますが、1つ注意しなければならないことがあります。

それは、エアコンや石油ストーブと比べて、電気代が高くなりやすいパネルヒーターは、ランニングコストが高く、決して電気代が安いとは言えません。

パネルヒーターのメーカー、契約されている電気会社などによって異なりますが、パネルヒーターの平均消費電力は、弱運転時で500W、強運転時で1000Wほどとなっており、これを1kWhあたり27円ほどで計算すると、1時間あたりの電気代が、弱運転時ならば10.8円、中運転時ならば16.2円、強運転時ならば27円となります。

もしも、8畳向けのパネルヒーターを1日8時間、約1ヶ月間使用し続けた場合、それぞれの電気代は、

・弱運転時⇒2,592円
・中運転時⇒3,888円
・強運転時⇒6,480円

このようになり、決して電気代が安い暖房器具とは言えません。

パネルヒーターは、長時間使用すると電気代が跳ね上がってしまいますので、設定温度を18℃~20℃に設定し、できるだけ弱運転を心がけ、エアコンなど部屋全体を温めることができるパワフルな暖房器具を併用して、短時間の使用に留めると、電気代を抑えることができます。


まとめ

一人暮らしの学生を中心に注目が集まっているパネルヒーターですが、意外にもランニングコストが高く、使い勝手の難しい暖房器具のため、電気代を節約したいとお考えの方には、あまりおすすめできません。

しかし、パネルヒーターを賢く使うことができれば、安心・安全な暖房器具となり、電気代も安くすることができますので、この冬、パネルヒーターを導入してみてはいかがでしょうか。

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