「毎日掃除しているのに部屋がホコリっぽくて困っている」「どんなに掃除をしてもすぐに溜まってしまうホコリにうんざりしている」という方も大勢いますが、なぜ掃除をしても“ホコリ”は消えないのでしょうか。
ホコリとは、布製品や紙製品から発生する繊維クズ、空気中を漂う花粉、ダニのフンや死骸、カビの胞子、砂や食べカス、髪の毛などが絡まった灰色の塊のことであり、軽くてフワフワしているので空気の流れによって移動することができます。
ですが、ホコリにも重さはありますので、永久的に空気中を漂うことは出来ず、いずれ床や本棚、冷蔵庫などの上に落ちてきます。
目に見えるホコリはクイックルワイパーやモップなどでサッと取り除くことができるのですが、空気中を漂っているホコリがいつ床や本棚などの上に落ちてくるのかを予想することができませんので、掃除が終わって一息ついていると、床の上にフワフワとしたホコリが落ちていて、「さっき掃除したばかりなのに」とげんなりされる方も多々います。
こういった部屋のホコリをキレイに取り除くためには、ホコリを溜めないための対策を行う必要があります。
そこで、今回は部屋に“ホコリ”が溜まる原因と誰でも簡単にできるオススメの対策法をご紹介します。
部屋にホコリが溜まる原因
部屋にホコリが溜まる原因は、
・パンやお菓子などの食べ物から出るカスをそのままにしてしまう
・ペットを飼っている
・窓を開けっぱなしにしている
・屋外から帰宅した際、衣類に付着したホコリやゴミを取らずに部屋に入ってしまう
などが考えられるのですが、なかでも部屋にホコリが溜まる根本的な原因となっているのが衣類や布団、カーテンなどから発生する繊維クズであり、布製品の多い部屋の方が布製品の少ない部屋に比べると圧倒的にホコリが溜まりやすくなっています。
部屋にホコリを溜めないための対策法!
部屋にホコリが溜まる主な原因は布製品から出る繊維クズによるものですので、部屋にホコリを排除するためには部屋に置いてある布製品を減らすことがポイントです。
例えば、
・カーペットを敷かない
・ぬいぐるみを片付ける
・衣類はきちんとクローゼットやタンスに収納する
・カーテンではなくブラインドを使用する
など、布製品の量を減らすことで部屋に溜まるホコリの量が大分減らすことができます。
部屋にある家具をよく見てください。家具と家具のあいだに隙間が出来ていたり、家具の上がゴチャゴチャしていませんか。
部屋に溜まるホコリは、こうした家具同士の隙間や家具の上にどんどん溜まってゆくものですので、隙間を作らないように家具同士をピッタリ合わせて配置したり、家具の上に置いてあるモノをきちんと片づけるだけで掃除がしやすくなり、ホコリが溜まりにくくなります。
晴れた日に布団を干す方も多いと思います。その際、布団たたきで布団を思いきり叩いている方は要注意です。
布団を強い力で叩いてしまうと、布団の綿が傷むだけではなく、繊維がちぎれて部屋のホコリを増やす原因となります。干した布団は表面を優しく払う、もしくは掃除機でホコリを吸い取るようにしましょう。
また、よく後片付けが面倒だからと言って布団を出しっぱなしにしている方も多いですが、就寝するとき以外は押入れまたはクローゼットにしまいましょう。出しっぱなしにしておくとお布団にホコリが溜まり、健康を害する危険性があります。
部屋にホコリを溜めないための対策として3つほどご紹介させて頂きましたが、他にも
・家具以外のものを床に置かない
・床材をフローリングからコルクに変更する
・子どものオモチャがフタ付きの収納ボックスに入れる
・観葉植物などはカビやダニが発生する原因となりうるため、極力置かない
・カーペットを敷く場合、ナイロン製かポリプロピレン製のものを選ぶ
など、少し工夫するだけでホコリの溜まる速度を抑えることができます。
毎日掃除をしているのに部屋がホコリっぽくて困っている方、掃除したばかりなのにホコリが溜まっていてうんざりしている方は、1度部屋に置いてあるものを見直し、できるところからゆっくりと改善してゆきましょう。