ソファもお手入れが必要!?そんなに知られていない掃除方法

ソファもお手入れが必要!?そんなに知られていない掃除方法 | カンタン掃除とアイデア洗濯術 CLEAN HOUSE理想的な暮らしを叶えてくれる重要な要素のひとつである「ソファ」。

一人暮らしのときは、

・お部屋のスペースが無くなる
・ベッドをソファ代わりにすれば良い
・掃除の際に不便

などの理由から、ソファに対してさほど必要性を感じていなかった方も多いと思いますが、結婚して家族が増えると、

・衛生面を考えると、床に座るよりもソファに座った方が良さそう
・家族と共に寛げる空間が欲しい
・立ち上がるときに膝や腰に負担が掛かるのを防ぐ

などの理由から、ソファを家族団らんの場に配置しているお父さんやお母さんもたくさんいることでしょう。

しかし、ソファは雑菌やカビ、ダニなどの温床となりやすい家具ですので、こまめに掃除をする必要があります。

そこで、今回は意外と知られていないソファの掃除方法と普段のお手入れについてご説明します。


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ソファの掃除方法

普段なかなか掃除をしない旦那さんが、年末の大掃除の際に奥さんから「ソファの掃除をお願いしてもいい?」と頼まれてしまった場合、どのようにソファを掃除したら良いのかと困ってしまいますよね。

ソファを掃除する場合、ソファの素材によって掃除方法が変わってきます。

今回はファブリック、合皮、ラタン・木製、本革の4つの掃除方法についてご紹介します。

ファブリック

ソファで最も人気の高い素材「ファブリック」は、長時間汚れを付着したままにしてしまうと落としにくくなってしまいます。

ソファカバーが丸洗い可能ならば洗濯機でキレイに洗い、丸洗い不可のポリエステル素材のものは水を使って手洗いしましょう。洗濯機でカバーを洗った場合、脱水で水気を絞り取るのはNGです。

すすぎまで行ったらカバーを洗濯機から取り出し、手でギュッと搾って陰干しにしてください。

丸洗い不可でポリエステル素材以外のものはクリーニングに出しましょう。

液体汚れを落とす場合、まだ濡れているならばティッシュで吸い取り、染みになってしまいそうならば、ぬるま湯で薄めた中性洗剤を柔らかい布に湿らせて軽く絞り、汚れの外側から内側へと円を描くように軽く叩きながら落としてください。

ある程度汚れを落としたら、新しい布を取り出してぬるま湯に浸して軽く絞ったら、洗剤を拭き取って陰干ししてください。

油性汚れの場合は洗剤の原液もしくはベンジンを使って落としましょう。

合皮

本革よりもお手入れが簡単で、しかも水や汚れに強い素材「合成革 (フェイクレザー)」は、熱に弱い性質を持っています。そのため、日当たりの良いリビングや直射日光の当たる場所に配置してしまうと、劣化が早まってしまうので要注意です。

合皮ソファの魅力は汚れが付着しても落としやすいところです。

ただし、長時間汚れを放置してしまうと頑固な汚れとなってしまうため、汚れたらすぐに拭き取るようにしましょう。

かなり酷い汚れが付着してしまったら、中性洗剤を溶かしたぬるま湯を柔らかい布につけてサッと拭き取り、その後で水をたっぷり含ませたキレイな布で洗剤をしっかりと落としてください。

ボールペンなどの汚れが付着している場合は、ベンジンを布に含ませ、外側から内側へと円を描くように優しく叩き、終わったらドライヤーの冷風でしっかりと乾かしてください。

ラタン・木製

ホコリやゴミが非常に溜まりやすいラタンと水や熱に弱い性質を持つ木は、掃除が非常に大変なソファと言えるでしょう。また、メーカーによってはワックスが塗られていることがありますので、消しゴムを使って汚れを擦り落とすのは避けてください。

ラタンはこまめにお手入れすることで、他のソファよりも長持ちさせることができるメリットがあります。

網目の部分にホコリやゴミが溜まっている場合は毛先の柔らかなブラシを使って落としてから乾拭きしましょう。

頑固な汚れが付着している場合は、中性洗剤を柔らかいスポンジに付けてから優しく拭き取り、最後に乾拭きをして水気を取り除きます。

木製のソファは、とにかく水に弱いので柔らかな布で乾拭きしましょう。ワックスや消しゴムを使って汚れを落とすことはNGです。

頑固な汚れが付着している場合は、中性洗剤で拭き取ってから柔らかな布で乾拭きしましょう。

本革

男性から高い支持を得ているソファ素材といえば「本革」ですよね。

本革は他の素材と比べると非常に掃除が難しく、定期的なお手入れを怠ってしまうと、あっという間に劣化してしまうため、扱うのが難しいソファとなっています。

頑固な汚れが付着している場合、コットンに消毒用エタノールを少量つけてサッと軽く拭き取ったら、エタノールが完璧に乾いた後に中性洗剤を含んだ綿棒でチョイチョイと少しずつ汚れを落としてゆきましょう。

仕上げに、水拭きで洗剤を拭き取り、乾いた柔らかなタオルで汚れを落とした部分を押さえて水分をしっかりと取り除きましょう。


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普段からできるソファのお手入れ


年末の大掃除に天井や家具の裏側など普段掃除しない場所と一緒にソファの掃除をする方も多いですが、ソファの掃除を怠ってしまうと、雑菌やカビ、ダニなどの温床となるだけではなく、劣化を早めてしまう原因となります。

そこで、素材別普段からできるソファのお手入れ術をまとめてご紹介します。

ファブリック

ファブリックソファは、素材の性質上、ホコリやゴミが付着しやすいため、普段からこまめに掃除機がけ行うようにしましょう。

ただし、ファブリックソファを掃除機がけする際は必ずヘッド部分をブラシアタッチメントにしてください。

ヘッドを変えるだけで、ソファを痛めることなくホコリやゴミを吸い取ることができるようになります。

座面クッションなどを取り外すことができるのであれば、きちんと取り外して掃除機をかけてください。

取り外せない場合は、掃除機に付属している細口アタッチメントを付けて隙間に溜まったホコリやゴミを吸い取りましょう。

よくコロコロを使って掃除をしている方も多いですが、毛羽立ちの原因となりますので絶対にしないでください。

合成

合成(フェイクレザー)ソファは、加水分解によって表面が劣化してしまう恐れがありますので、こまめに掃除をするだけではなく、使用方法をしっかりと守って使うようにしてください。

合成ソファのお手入れは、撥水加工が施されていることが多いため、水分を吸収することがありません。そのため、乾いた柔らかな布で汚れをサッと拭き取るだけです。

ただし、ジュースなどの液体をこぼして長時間放置してしまうと、染み汚れの原因となりますので、液体をこぼしてしまったらすぐに拭き取りましょう。

また、汗を掻いた状態で合成ソファに長時間座ってしまうと、加水分解を促す原因となりますので、汗で濡れてしまった場合はすぐにソファの水気を拭き取ってください。

本革

お手入れに手間暇がかかると言われる本革ソファですが、基本的には柔らかい布で乾拭きするだけです。

しかし、本革ソファには「クロム」や「ヌメ革」など、様々な種類がありますので、それぞれに合った方法で付着した汚れを落としたり、お手入れする必要があります。

購入したお店の方に普段のお手入れ方法と汚れが付着したときの対処法などについて詳しく聞いておくことをおすすめします。


まとめ

これまでソファの掃除を年末まで一切行ってこなかった方も多いですが、日頃からこまめにお手入れすることで、雑菌やカビ、ダニの温床となるのを防ぎ、劣化も抑えることができることがお分かり頂けたかと思います。

ソファを清潔に保つことで、家族の健康が保たれ、来客時には気持ちの良い接客ができるようになりますので、今まで1度もソファを掃除したことが無かったという方は、今度のお休みはソファを隅々までキレイにしてみてはいかがでしょうか。

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