ダイニングとは、住居における「食事室」としての役割を担う場所でしたが、今では家族揃ってワイワイと食事を楽しんだり、お友だちを呼んでホームパーティーや女子会を開催したりと、人と人とを繋ぐ大切なコミュニケーションスペースとなっています。
そのため、ダイニングにはオシャレなカーテンや座り心地の良いソファ、存在感のあるダイニングテーブルとチェアなど、こだわりの家具やインテリアが配置されています。なかでも、お部屋の印象を大きく左右する照明にこだわっている方も多く、ラグジュアリーなガラス製のものやシンプルな金属・ホーロー製のものなど、いろいろとあります。
しかし、ダイニングは大勢で食事を楽しむ場所ですので、常にホコリやゴミを溜めないように掃除する必要があるのですが、他の家具やインテリアと比べて、なぜか照明のホコリは掃除をしてもすぐに溜まってしまうため、掃除をサボってしまうと、食事中に上からホコリがフワフワと落ちてきてしまい、せっかくの料理が台無しになってしまいます。
そこで、今回はダイニングの照明に溜まったホコリが気になる場合の掃除法をご紹介します。
ホコリが溜まってしまう原因とは?
どれだけ掃除をしても溜まってしまう照明のホコリ。いったいどこからやってきているのかを不思議に思ったことはありませんか。
ホコリの正体は、衣類の糸くずや屋外から持ち運ばれた砂埃、人間や動物の体から出るフケや髪の毛が混ざり合ったものであり、ファブリック製品の多いリビングや人が多く集まるダイニングなどは、他の部屋と比べるとホコリが溜まりやすい傾向にあります。
また、ホコリは空気よりも軽いので、1度空気中に舞い上がってしまうと、しばらくのあいだ空気中を漂い、ゆっくりと上から下へと落ちてきます。
しかし、ホコリは静電気に吸い寄せられる性質をもっていますので、上から下へと落ちてくる途中で照明器具など静電気を発する家電や家具があると、大量のホコリがそちらの方へと引き寄せられ、他の場所よりもホコリの溜まる量や溜まる速度が速くなります。
ならば、静電気を防止するために水で薄めた柔軟剤やリンスを使って拭き掃除をしたら良いのではないかとお考えになった方もいると思いますが、照明器具に使用されている素材によっては、柔軟剤やリンスを使用することができないものもありますので、この方法は有効的ではないと考えられています。
照明に溜まったホコリの掃除方法
ダイニングで最もホコリが溜まりやすい場所である照明を毎日取り外して掃除するのは、正直面倒ですよね。
そこで、普段から目に付くホコリだけを払う習慣を身に付けることで、本格的な照明の掃除をする頻度を少なくさせることができるうえ、照明に大量のホコリが溜まるのを防ぐことができます。
ドラッグストアやホームセンターなどで手に入る柄の長い「高所掃除用モップ」を手の届く範囲に置いておくことで、ダイニングの床掃除を始める前に照明に溜まったホコリを落としてから掃除機をかけることで、照明も床もキレイにすることができます。
さらに、普段の掃除に照明に溜まったホコリを掃除するというひと手間を加えるだけで、年末の大掃除の負担を軽減することができるだけではなく、照明の明るさ低下を防いだり、照明の老朽化にも気付くことができるようになるため、照明の故障や事故を未然に防ぐことができます。
ダイニングの照明のホコリが気になる場合の掃除方法をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
家族や恋人、お友だちとの大切なコミュニケーションスペースとして重要視されているダイニングを明るく照らしてくれる照明に溜まったホコリこまめに掃除することで、ダイニングに集まる人々の健康を守るだけではなく、楽しい時間も過ごすことができるようになります。
これまでダイニングの照明の掃除は、年末の大掃除までしたことの無かった方や電気が切れたときにだけ掃除をしていた方は、これを機にダイニングの照明をこまめに掃除してみてはいかがでしょうか。