日差しを遮ったり、部屋の仕切りや目隠しとして活用したりと毎日休むことなく働き続けているカーテンですが、皆さんはどのくらいの頻度でカーテンを掃除していますか。
「年末の大掃除のとき以外はしない」「梅雨に入る前と年末の大掃除に1回ずつかな」など、衣類やタオルなどと比べると掃除する頻度が極端に少なく、特に1人暮らしをしている男性の場合、カーテンを1年以上掃除していないなんてこともあるのではありませんか。
カーテンには、日差しを遮ったり、部屋の仕切りや目隠しとして活用する以外にも、お部屋の明るさを高めたり、お部屋に居る人の表情の印象を変化させる効果があるため、お家に家族や恋人、お友だちを招く際はカーテンをキレイにしておくと、いつもより楽しく過ごすことができます。
ですが、汚れたカーテンを掃除する際、いくつか注意しなければならないことがあります。
そこで、今回はカーテンの掃除方法と便利な掃除機のかけ方をご紹介します。
カーテンを掃除する際の注意点
カーテンを掃除する最も有効な手段として「洗濯」が挙げられますが、洗濯することでカーテンが縮んたり、破れてしまう危険性がありますので注意が必要です。
衣類やタオルなどと同じようにカーテンにも取扱絵表示が取り付けられています。
ここを確認すると洗濯マークが付いており、大半のカーテンが自宅での洗濯が可能と表示されているのですが、それでも若干縮むことがあります。また、カーテンは基本的に乾燥機を使用して乾かしてしまうと縮んでしまうため冬場にカーテンを洗濯する際は気を付けましょう。
特に綿素材のカーテンは縮みやすいので要注意です。
カーテンは紫外線などの影響で生地が弱くなっていることがあります。そのため、洗濯する前は生地がしっかりしていて頑丈そうに見えていても、洗濯したらボロボロになってしまったということも多々あります。
カーテンを洗濯する場合、目立たない部分を少し手で引っ張り、カーテンの強度を確認してください。力を入れて引っ張ると大きく破けてしまいますので、優しく引っ張るようにしましょう。
もし、少し引っ張っただけで“ピリッ”と裂けたり破けてしまった場合、洗濯してしまうとボロボロになってしまう恐れがありますので、カーテンに負担を掛けないように優しく手洗いしましょう。
カーテンの洗濯方法
カーテンを洗濯する際は、汚れ具合や生地の強度などによって洗濯方法を決めるのがポイントとなります。
こまめにカーテンを掃除している場合、洗濯ネットへ入れて洗濯機のドライコースで洗ったり、優しく手洗いするだけで十分汚れを落とすことができます。
カーテンを取り付けてから1度も取り外していない場合や数年間カーテンをつけっぱなしにしている場合、カーテンには様々な汚れが付着しているため、粉末タイプの酸素系漂白剤を使用して汚れが落ちるまで洗濯するか、もしくは、カーテン専門のクリーニング店に出す必要があります。
紫外線などで生地が弱ってしまっているカーテンを掃除する場合、洗浄力の強い洗濯機やアルカリ性の漂白剤を使用してしまうと、ボロボロになってしまう可能性がありますので、手洗いで優しく汚れを落としてゆくのがポイントです。
カーテンの裾やギャザー部分に染みがある場合、染みがある部分に酸素系漂白剤をスプレーしてすぐに洗濯しましょう。特に汚れが酷いと感じるときは洗濯剤を別のものに替えて2度洗いすると良いでしょう。
カーテンに掃除機をかけてもいいの?
カーテンを洗濯したくてもお天気が悪かったり、仕事で忙しかったりとなかなか時間が取れないこともありますよね。そんなときは掃除機を使ってカーテンを掃除するのがオススメです。
カーテンが汚れる主な原因は空気中のホコリが付着するからだと言われており、お部屋を掃除する際はカーテンをはたいてから掃除機をかけたり、掃除機のノズルをブラシに換えて上から下へと滑らせるように掃除機をかけることでカーテンをキレイに保つことができます。
特に湿気が少なくなる冬場はホコリが舞い上がりやすく、カーテンがすぐに汚れてしまいます。また、窓ガラスや壁などに現れる結露にホコリが吸着されるとカビが発生する原因となりますので、冬場のカーテン掃除はこまめに行うようにしましょう。
汚れたカーテンの掃除方法と便利な掃除機のかけ方についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
カーテンに付着する汚れの中で最も落ちにくいとされているのが、タバコのヤニや調理中に生じる煙などによるものです。こうした汚れは時間が経つにつれ落ちにくくなってしまいますので、定期的に掃除するようにしましょう。
カーテンの掃除頻度は、ドレープカーテンならば1年に1度、レースカーテンの場合は1年に3回のペースで掃除するのが良いとされています。特にレースカーテンは洗濯することで紫外線を遮る効果が高まるとされていますので、今週末からカーテン掃除を始めてみてはいかがでしょうか。