寒くなってくると温かいお湯を張った浴槽が恋しくなる方も多いと思いますが、いざ入浴すると浴槽内がザラザラ、ヌメヌメしていて、とてもリラックスできる状況ではなかったという方もたくさんいます。
浴槽内のザラつきやヌメリの主な原因は、
・水栓金具などによるサビ
・石鹸カスや皮脂汚れ
などによるものであり、こまめに浴槽掃除をしているお宅では滅多にこのような汚れが溜まることはありません。
しかし、一人暮らしの男性や掃除を頻繁にしないご家庭では、こうした汚れが溜まりやすく、浴槽がザラザラしたり、ヌルヌルしたりすることが多くなります。
どのくらいの頻度で汚れが溜まるの?
浴槽のザラつきやヌメリ汚れが溜まる頻度は、お風呂に入った回数などによって異なります。
浴槽汚れは、たった1回入っただけで大量の水垢や皮脂汚れ、石鹸カスが浴槽内に付着します。
特にお風呂に入った後、浴槽内のお湯を抜いてそのまま放置してしまうと、翌日には浴槽の内壁にザラつきやヌメリ汚れが出現します。
他にも、皮脂や石鹸カスなどを養分として酵母やカビ菌が増殖してピンク汚れや黒ずみ汚れや水栓金具などのめっき製品による茶色のサビ汚れ、入浴剤に含まれる成分によって排水口や浴槽の隅に汚れが溜まるなど、浴槽内には様々な汚れがたくさん溜まってゆくため、健康や美容面にも良くありません。
ダイエットや健康促進のために半身浴をされている方や1日の疲れを癒して心身共にリラックスしたい方は、浴槽掃除をこまめに行うようにしましょう。
浴槽の掃除方法
浴槽掃除の最もベストなタイミングは「入浴後」です。
実は浴槽内の水垢や皮脂汚れ、石鹸カスなどの汚れは冷えると固くなってしまうため、汚れが固まる前段階である入浴直後の温かいうちに落とした方が効率的に汚れを落とすことができるのです。
では、さっそく浴槽掃除の方法をご紹介しましょう。
・浴槽専用の柔らかいスポンジ
・掃除用マクロファイバークロス
・重曹
・クエン酸
[掃除方法]
①スポンジに重曹をたっぷり盛り、円を描くように浴槽内を擦ってゆきます。
②重曹で浴槽内をまんべんなく擦ったら、シャワーをかけて軽く洗い流します。
③次にクエン酸をスポンジの上にたっぷり盛り、重曹と同じく円を描くように浴槽内を擦ってゆきます。
④仕上げにクエン酸をシャワーでキレイに流したら、マイクロファイバークロスで水気を拭き取ってください。
[注意点]
・アルミ類に重曹を使用するのは厳禁です。
・浴槽掃除は最低でも1週間に1度のペースで行うようにしてください。
・浴槽用クリームクレンザーを使うのも良いですが、浴槽が傷付かないように注意してください。
今回は浴槽の掃除頻度や掃除方法を中心にご紹介させて頂きましたが、浴槽を清潔に保つためには浴槽だけではなく、風呂釜の掃除も定期的に行う必要があります。
もうすぐ本格的な冬がやってきます。寒い季節は体を芯からポカポカと温めてくれるお風呂が恋しくなりますが、浴槽が汚れていてはリラックスして入ることができません。
是非、次のお休みに浴槽と風呂釜をいっぺんに掃除して、気持ちの良い入浴タイムを過ごされてはいかがでしょうか。きっと至福の時間になること間違いなしですよ。