嫌だ!花粉がついてしまう洗濯物の対策

嫌だ!花粉がついてしまう洗濯物の対策1961年にブタクサによる花粉症が報告されて以降、1963年にはスギ、その翌年にはイネ科のカモガヤとほぼ毎年のように花粉アレルギーの報告が続いています。

特に初の発症者が報告されてから半世紀以上経つスギ花粉による花粉症患者数は年々増加傾向にあり、平成19年度に行われた厚生労働省の調査によると、国民のおよそ16%以上がスギ花粉による花粉症で苦しんでいることが明らかにされました。

花粉症は1度発症すると自然治癒が難しいため、政府は関係省庁および各自治体が一丸となって花粉症対策に積極的に取り組む必要がある疾患としており、現在では環境省・気象庁・農林水産省・文部科学省・厚生労働省が総合的かつ一体的な花粉症対策を実施しています。

しかし、私たちも政府や自治体ばかりに頼っているわけにはいきませんよね。

そこで、今回は花粉症でお悩みの一人暮らしの学生や社会人のあいだで最も多い「洗濯物に花粉がつく」悩みを解消するための対策法をご紹介します。


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柔軟剤を使った対策

花粉症対策といえば、

・マスク
・サングラスや眼鏡
・手洗いうがい
・洗顔
・室内の掃除と換気

などが一般的ですが、洗濯物を洗うときに使用する「洗濯洗剤」と「柔軟剤」にもこだわると、より効率良く花粉症対策を行うことができます。

「どういうこと?」と思われた方もたくさんいると思いますが、空気が乾燥している冬に羊毛製品やストッキングなどを着用すると静電気が起こりやすくなり、部屋のドアノブに触れたときや恋人の手に触れようとした瞬間に“バチッ”としたことがある方も多いのではないでしょうか。

これは帯電体の表面に静止している静電気によるものであり、同じ電荷を持つ物質同士(+と+、-と-)が反発してこのような現象が起こっています。

花粉症の原因である植物の花粉もこの静電気と同じように、電荷が異なるものに引き寄せられ、電荷が同じものとは反発する性質を持っています。

そのため、最新の花粉症対策グッズには花粉と同じ電荷を持つイオンの膜を人工的に作り出し、花粉が洗濯物に付着するのを防いでくれているのです。

ならば、洗濯洗剤や柔軟剤を使用しなくても最新の花粉症対策グッズを利用すれば良いのではないかと思われた方も多いと思います。

確かに最新の花粉症対策グッズを使うことはとってもオススメですが、柔軟剤には洗濯物を柔らかくしたり、良い香りを付加するだけではなく、繊維の表面を滑らかにして摩擦による静電気の発生を抑制させる効果があるため、洗濯物に花粉がつくのを防ぐことができるのです。

さらに、柔軟剤に含まれる陽イオン界面活性剤は、どの花粉症対策グッズよりも繊維への吸着性に長けているため、洗濯物の表面を保護してくれます。柔軟剤によって保護された部分は空気中の水分子と接着して電気を外へと流す性質を持つようになり、たとえ摩擦で静電気が発生したとしても洗濯物に電気が溜まる前に外へと逃がしてくれますので、洗濯物に花粉がつくのを最小限に抑えることができます。


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干す時間と取り込み方の工夫


花粉の飛散シーズンに洗濯物を外に干す場合、「干す時間」と「取り込む際の工夫」がポイントとなります。

特に春から初夏にかけて飛散ピークを迎えるスギ花粉は、飛散が始まってから7日から10日後から花粉の量が多くなり、その後4週間程度花粉の多い時期が続きます。

スギ花粉の飛散量がピークを迎えている期間、

・気温の高い晴れの日
・空気が乾燥していて風が強い日
・雨上がりの翌日
・気温の高い日が2日から3日ほど続いている

このような状態が続いているときに洗濯物を外に干してしまうと、いくら柔軟剤で静電気の発生を抑えていたとしても洗濯物にたっぷりと花粉がついてしまうため絶対に外には干してはいけません。

また、スギ花粉の場合、その日の気象条件や季節などによって変化しますが、昼前後と日没後に飛散量が増えることが確認されています。

これは、気温の上昇によって午前中にスギ林から飛び出してきた花粉たちが風に乗って街へと到達するためと、上空に舞い上げられたスギ花粉が日没後に地上へと落下してくるためだと考えられています。

洗濯物をスギ花粉の飛散シーズンに外に干す場合は、花粉の飛散量が少ない「早朝」を狙って干すのがオススメです。ちなみに濡れた洗濯物よりも室内である程度乾かしておいた洗濯物を外に干した方が、花粉が付きにくくなりますので、夜のうちに洗濯物を室内に干しておくと良いでしょう。

洗濯物を取り込む際は、洗濯物に付着した花粉を叩き落としたくなりますが、洗濯物を叩いてしまうと繊維の奥深くに花粉がもぐりこんでしまいますので、表面を優しく払ってから取り込むようにしましょう。


まとめ

いかがでしたか。

柔軟剤は花粉が洗濯物につくのを防ぐことは出来ますが、完璧に花粉を防ぐことはできません。

特に一人暮らしの学生や社会人の場合、花粉の飛散ピークを迎える前に洗濯物を取り込みたくても学校や会社にいるため、洗濯物を取り込むことができませんので、洗濯物を室内干しにするのが有効です。

その場合、洗濯物から発せられる生乾きの不快な臭いを防ぐために除菌や消臭効果の高いものや部屋干し専用のものを使用するのがオススメです。

花粉症を患っている方にとって、花粉の飛散シーズンはとても辛い時期となりますが、しっかりと対策を取ることで症状を緩和することは可能です。

この機会に花粉の飛散ピークに向けて万全な花粉症対策の準備を始めてゆきましょう。

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