帽子に付いた皮脂や汗染みの落とし方と型崩れしない洗濯方法

帽子に付いた皮脂や汗染みの落とし方と型崩れしない洗濯方法 | カンタン掃除とアイデア洗濯術 CLEAN HOUSE夏は太陽から降り注ぐ紫外線から頭皮と毛髪を守り、冬は乾燥した空気から頭皮を守ってくれる「帽子」ですが、長く使っていると皮脂による黄ばみや汗染みなどによって汚れてしまいます。

帽子は型崩れなどの心配から除菌・消臭効果のあるファブリーズやリセッシュなどを吹き掛けてお手入れを完了している方も多いですが、これでは帽子に染み込んだ皮脂や汗をエサに繁殖した雑菌たちを全て除去することはできません。

そこで、今回は帽子に付いた皮脂や汗染みの落とし方と型崩れしない洗濯方法をご紹介します。


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帽子の皮脂汚れや汗染みの落とし方!

帽子には「丸洗いできるもの」と「丸洗いできないもの」2種類あります。

野球やテニスなどのスポーツでよく被られているキャップなどは砂や泥による汚れや汗染みなどができやすいため、綿素材で作られていることが多く、大半の帽子は丸洗い可能となっていますが、ニューエアラーなどのブランド帽子はファッションの一部として被られることが多いため、大半が丸洗い不可となっています。

では、丸洗いできる帽子と丸洗いできない帽子の皮脂汚れや汗染みの落とし方をご紹介します。


丸洗いできる帽子

[必要なもの]
・重曹
・酸素系漂白剤 (粉末タイプ)
・台所用の中性洗剤
・乾いたキレイなタオル
・柔らかい歯ブラシ

[汚れの落とし方]
①重曹小さじ1杯、酸素系漂白剤小さじ3杯、台所用の中性洗剤3滴を混ぜ合わせておきます。
②汗染みができている帽子の裏側に乾いたキレイなタオルを当て、「水1:台所用の中性洗剤1」の割合で作った溶液をつけて柔らかい歯ブラシを使って“ポンポン”と叩いてゆきます。
③①の溶液を②で使った歯ブラシに付け、“ポンポン”と汗染みを1分ほど軽く叩きます。
※裏側に当てたタオルに染み込ませるイメージで軽く叩いてください。
④叩き終わったら帽子を水ですすいで完了です。

[注意点]
・色物は色落ちしてしまう恐れがありますので、目立たないところで試してから行うようにしましょう。

・混ぜ合わせた溶液は時間が経つと洗浄能力が無くなってしまいますので、作ってから3時間以内に全ての作業を完了するようにしてください。

・すすいだ帽子は直射日光の当たらない日陰で乾かします。その際、帽子の内部に乾いたタオルを丸めて詰めておくと型崩れを防ぐことができます。程よいサイズのボウルがある場合、そのボウルに帽子を被せて乾かすと美しい帽子のかたちをキープした状態で乾かすことができます。

・帽子を洗う時間が無いときは「キャップウォッシャー」というアイテムを使い、洗濯機で丸洗いしてしまうのがオススメです。


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丸洗いできない帽子


天然草やペーパー素材

①帽子に付着したホコリやゴミをキレイに払い落とします。
※乾いた柔らかい布を使ってしっかりと汚れをしてください。
②帽子と頭が触れている部分の汚れをぬるま湯に浸して固く絞ったタオルを使って“ポンポン”と優しく叩きながら落としてゆきます。
③乾いたキレイなタオルでしっかりと水分を拭き取り、日陰干しで乾かしましょう。

[注意点]
・天然草やペーパー素材の帽子は水分と光に弱い性質を持っていますので、湿気が少なくて直射日光の当たらない場所で乾かしてください。

・乾かすときは帽子の型崩れを防ぐために被る部分に乾いたタオルを詰めておきましょう。

フェルト素材

①帽子専用のブラシを使ってホコリやゴミを払い落します。
※毛並みに沿って優しく払って行きましょう。やり過ぎてしまうと毛羽立ってしまうので要注意です。
②サイズリボンの汚れは洗剤を溶かしたぬるま湯に浸して固く絞ったタオルを使って軽く擦ってください。

[注意点]
・フェルト素材の帽子はホコリや汚れがつきやすいのですが、非常に繊細な帽子ですので自分で皮脂や汗染み汚れを落とすのは控えた方が良いでしょう。

天然皮革素材

①天然皮革素材の帽子を購入後、すぐに天然皮革用の防水スプレーとクリームを塗ります。
②汚れやホコリが付着したら速やかに専用のブラシを使って祓い落とし、柔らかな布で汚れを拭き取ります。
③皮革専用のクリームを塗り、表面を保湿・保護してください。
※柔らかいキレイな布を使って全体にのばしてゆき、余分なクリームは拭き取っておきます。
④仕上げに専用のクロスで丁寧に拭き、20cm離れた場所から防水スプレーをまんべんなく吹き掛けます。
⑤風通しの良い場所で火陰干しを行い、しっかり乾いたのを確認したら再度スプレーをしてください。

[注意点]
・皮革素材は水を浸かって洗うことができないため、皮脂や汗染みなどの汚れを落としたい場合は皮革専用のクリーナーや専用シャンプーなどを使って落としてください。

まとめ

帽子に付いた皮脂や汗染みの落とし方と型崩れしない洗濯方法についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

帽子には「丸洗いできるもの」と「丸洗いできないもの」があり、素材によって皮脂や汗染み汚れや洗濯方法が全く異なりますので、お家にある帽子の洗濯表示をよく確認してから汚れを落とすようにしましょう。

最近では帽子の内側に汚れが付着するのを防いでくれる「ファンデーションガード」というアイテムが販売されています。このアイテムは女性が帽子を被った際にファンデーションが防止に付着するのを防ぐためのものなのですが、皮脂や汗染み汚れもガードできると男性のあいだで話題となっています。

帽子の皮脂や汗染みが気になっている方や帽子の衣替えをする前に汚れを落としておきたい方は、週末を利用して帽子に付着した皮脂や汗染み汚れをスッキリ洗い落とし、次の季節を迎えましょう。

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