一昔前までは粉末タイプの洗濯洗剤が一般的でしたが、現代では「使い勝手が良い」「皮脂汚れに強い」「時間短縮」などのメリットがある液体タイプの洗剤に注目が集まっており、普段からよくお洗濯をする主婦たちからは『溶け残りや洗剤カスを気にしなくて良いのでお洗濯がグッと楽になった』『柔軟剤が含まれていたり、漂白剤を使わなくても真っ白に仕上げることができるのでお財布に優しい』など、人気を集めています。
しかし、液体タイプの洗剤を使って洗濯する場合、洗濯機に備え付けられている液体洗剤の投入口に洗濯洗剤を入れなくてはならないのですが、実はこの部分、頻繁に掃除しないと洗剤が詰まって入らなくなってしまったり、カビが繁殖して洗濯機が汚れてしまうなどのトラブルを引き起こし、洗濯コストの上昇や悪臭、汚れ移りの原因となる可能性があります。
そこで、今回は洗濯機掃除で盲点となっている液体洗剤の投入口の掃除頻度と掃除方法についてご紹介します。
投入口の掃除頻度と掃除方法
液体洗剤の投入口が汚れていると、洗濯の質が低下する原因となります。そのため、投入口の掃除は最低でも1週間に1回のペースでこまめに行ってゆくのがポイントです。
最新の洗濯機はメーカーにもよりますが、縦型・ドラム式どちらのタイプの洗濯機も液体洗剤の投入口を取り外すことが可能となっていますので、取扱説明書に従って壊さないように注意しながら投入口を取り外して掃除を始めましょう。
投入口の基本的な掃除方法
・バケツ
・ぬるま湯
・ヘッドの小さい柔らかめの歯ブラシ
[掃除方法]
① バケツに40℃から50℃のお湯を張ります。
② 洗濯機から取り外した液体洗剤の投入口を①に入れ、歯ブラシで汚れを擦り落とします。
③ 流水で投入口を流し洗いします。
④ 投入ケースを取り外した洗濯機本体部分に溜まった汚れを歯ブラシで擦って落としてゆきます。
⑤ 投入口を洗濯機本体に戻したら掃除完了です。
[ポイント]
・投入ケースを取り外した奥や細かい部分までしっかりと汚れを落としましょう。
・「マジックリン ピカッと輝くシート」を濡らしてから投入口を拭くとピカピカになります。
つまりの兆候が見られる場合
・使い古しの柔らかい歯ブラシ
・竹串
・乾いたキレイな雑巾
・ぬるま湯
[掃除方法]
① 洗濯機の中を空っぽにします。
② 歯ブラシや竹串を使って液体洗剤投入口の入口部分の洗剤汚れを取り除いてゆきます。
③ 最後に雑巾で入口部分をキレイに拭いたら完了です。
⇒投入口の奥で洗剤が詰まってしまった場合
① 50℃から60℃のぬるま湯を100cc用意します。
② ①を液体洗剤の投入口に注ぎ入れます。
[ポイント]
・1度で詰まりが解消できなかった場合、数回お湯を投入するなどして固まった洗剤を溶かしてください。
カビが発生した場合
・市販のカビ取り剤
・ゴム手袋
・マスク
・ゴーグルまたはサングラス
[掃除方法]
① 洗濯機から液体洗剤の投入口を取り外します。
② マスク、ゴム手袋、ゴーグルを着用します。
③ 投入口の汚れを取り除き、カビ取り剤を吹き掛けます。
④ しばらくそのまま放置します。
⑤ ④を流水でしっかりと洗い流したら掃除完了です。
[ポイント]
・酸性の洗剤とカビ取り剤(塩素系洗剤)を混ぜると塩素ガスが発生しますので一緒に使用しないでください。
・投入口にカビが発生している場合、洗濯槽にもカビが発生している恐れがありますので、1度洗濯槽のカビ取りも行った方が良いでしょう。
液体洗剤の投入口の掃除頻度と掃除方法についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
普段からよく洗濯をする主婦はこまめに洗濯槽や糸くずフィルターなどを掃除していることと思いますが、液体洗剤や柔軟剤の投入口まで掃除している方はほとんどおりません。
そのため、投入口が洗剤や柔軟剤でベタベタのギトギトに汚れていたり、気付かないうちにカビが発生していることもあります。
洗濯機は毎日使うものですので、この機会に液体洗剤と柔軟剤の投入口や排水フィルターなど普段あまり掃除をしない細かい部分の点検を兼ねて洗濯機を丸ごと掃除しませんか。