木綿・羊毛・ポリエステルなど、布団には様々な種類の素材が使用されていますが、そのなかでも特に幅広い世代から人気を集めている羽毛布団は、軽やかで保湿性が高く、寒い冬でもある程度、羽毛布団だけで寒さを凌ぐことができます。
ですが、私たちは冬場でも眠っているあいだにコップ1杯分(200ml)の汗を掻くため、目立った汚れが無いからと言って、1度も洗濯せずに使い続けてしまうと、ニオイやダニ・カビの温床となってしまう恐れがあります。
ただ、羽毛布団を洗濯した場合、しっかりと中まで乾かさないと独特な獣臭や生乾きのイヤな臭いがしたり、よりダニやカビの増殖を促してしまう恐れがあります。
そこで、今回は洗濯した羽毛布団をなかまでスッキリと乾かすことができる乾燥機の正しい使い方についてまとめてみました。
羽毛布団を乾燥機にかけるときの注意点
羽毛布団を洗濯した場合、布団内部までしっかりと乾かさないと独特な獣臭や生乾きのイヤな臭いを放ち出したり、カビやダニの温床となってしまう恐れがあります。
そこで、頼りになるのがパワフルな乾燥機が完備されているコインランドリーです。
コインランドリーの乾燥機は、家庭の乾燥機と比べて温度が高く、ハイパワーのため、短い時間で羽毛布団をなかまでスッキリ乾かすことができます。
ただし、羽毛布団を乾燥機で乾かす場合、1つ注意しなければならないことがあります。
それは、温度です。
羽毛布団を乾燥機で乾かすと、熱を外へ逃がそうと羽毛が広がり、洗濯前よりもふんわり感が増します。
しかし、羽毛は線維状のたんぱく質で構成されているため、熱を加え過ぎてしまうと油分が失われ、割れてしまいます。そのため、乾燥した直後はふんわりとしていて、とても気持ちよさそうに見えるのですが、油分が失われて割れてしまった羽毛では空気を溜め込むことができず、羽毛本来の軽やかさや優れた保湿性などが得られなくなります。
羽毛布団を乾燥機でなかまでスッキリと乾かしたい場合は、
・乾燥機に温度調節機能が備わっていない場合は、乾燥袋と羽毛布団のあいだに毛布を挟んで乾燥する
など、乾燥機の温風が羽毛に直接当たるのを防ぐのがポイントです。
乾燥機にかけたときの時間
羽毛布団を乾燥機で乾かす場合、様子を見ながら乾燥するのがオススメです。
インターネットの検索で、「羽毛布団 乾燥機」と入力すると、
・35分ほどで乾いた
・乾燥機に書いてある目安時間で乾いた
など、いろいろ出てきます。
ですが、羽毛布団を高温の乾燥機で乾かしてしまうと、羽毛に大きなダメージを与えてしまったり、高温乾燥が原因で発火する危険性があります。
できることならば、天気の良い日に羽毛布団を洗濯して天日干しで乾かし、生乾きのようならば短い時間で乾燥機にかけるのが良いでしょう。
いかがでしたか。
軽やかで保湿性に優れた羽毛布団は、布団に使用される天然素材のなかで最も優秀な素材と言われています。
そのため、羽毛布団を少しでも長く使い続けるためにも、定期的に天日干しをして、掃除機をかけたり、布団にカバーを付けてこまめに洗濯するなどの対策をとることが大切です。