
AI搭載のロボット掃除機や高温高圧スチームの力で汚れを浮かせて落としながら除菌までしてくれるスチームクリーナーなど、機能性と利便性に富んだ掃除家電が続々と発売されてゆくなか、こうした最新の掃除家電を1台も持っていない方もいます。
「そんな人、いくらんでも居ないでしょう」と思っている方も多いと思いますが、学校や仕事が忙しくてなかなか掃除の時間がとれない一人暮らしの方の大半がドラッグストアやホームセンターなどで売っている使い捨てタイプのモップや雑巾、重曹などを使ってお部屋の掃除をしており、掃除機やスチームクリーナーを必要としていないのです。
特に「コロコロ」という可愛らしいネーミングがとても印象的な掃除アイテムは、使い方次第で掃除機に近い掃除効果が得られると一人暮らしの方のあいだで話題となっています。
コロコロの名前ってなに?
![]() コロコロ ハイグレードSC 伸縮L C4334(1本入)【コロコロ】
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一人暮らしの男女のあいだで大人気の掃除アイテム「コロコロ」とは、1983年に株式会社ニトムズより発売された「粘着カーペットクリーナー」の商品名のことを指す言葉だったのですが、現在では「コロコロ」は、製造・販売メーカー問わず、全ての粘着カーペットクリーナーの総称として用いられています。
コロコロが開発されたきっかけは、女性社員が粘着テープを使って制服についた糸くずやホコリなどをペタペタと取っている姿が開発チームの目に留まり、粘着テープはゴミやホコリを取る画期的な掃除道具として活躍するに違いないと直感し、商品開発に着手したのだそう。
しかし、粘着テープをそのまま使ってもカーペットの奥深くに入り込んでしまったゴミやホコリを取り除くことができなかったため、開発チームは「すじ塗り」と呼ばれる粘着部をスジ状にする技術を考案し、カーペットの奥まで入り込んでしまったゴミやホコリを取り除けるように改良を加えて商品化されました。
ちなみに「コロコロ」という名前は当初「粘着カーペットクリーナー」という名前だったそうですが、この商品を取り扱っているお店でお客さんたちから「あのコロコロするやつ、ある?」と聞かれることが多くなり、お客さんたちにより親しみやすい名前をということで「コロコロ」という名前に変更したそうです。
意外と有能なコロコロ

いまや定番の掃除アイテムとして人気を集めている「コロコロ」は、
・掃除機とは違い、サッと手軽に手に取れるので準備要らず
・どこにでも持ち運べる
・音がしないのでとっても静か
・場所に応じて使い分けることができる
・ゴミやホコリを目視できるので、キレイになったかどうか直ぐに分かる
などのメリットがあります。
また、コロコロはフローリングや畳、天井や壁の掃除だけではなく、
・机や椅子の上
・カーテン
・布張りのソファやクッション
などのお手入れにも使うことができますので、とっても便利です。
ただ、頃頃には1つデメリットがあります。
それは、コロコロだけでは全てのホコリやゴミを取り除くことができないことです。特にダニ対策として寝具やカーペット、布張りのソファやクッションなどにコロコロを使っている方は要注意です。
コロコロでは表面に付着した大きなゴミやホコリは取り除くことはできるのですが、奥深くに逃げ込んでしまったダニや小さなホコリなどを取り除くことはできません。
そのため、ハウスダストやダニにアレルギーをお持ちの方は、コロコロだけに頼らず掃除機を使ってアレルギーの原因となるハウスダストやダニを取り除くようにしてください。
コロコロの正式名称と掃除効果についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
掃除機やスチームクリーナーが無くてもコロコロ1つあれば、お部屋の掃除をすることは可能です。
しかし、コロコロではアレルギーの原因となるハウスダストやダニまでは取り除くことはできませんので、アレルギーが気になる方は、コロコロだけに頼らず、掃除機やスチームクリーナーなどの最新掃除家電も使ってお家の中をキレイにしてゆきましょう。