掃除に効果を発揮する「クエン酸」の使い方と注意点

掃除に効果を発揮する「クエン酸」の使い方と注意点人や環境に優しいナチュラルクリーニングの定番といえば、重曹やセスキ炭酸ソーダなどの弱アルカリ性洗剤が「パッ」と頭に思い浮かぶ方も多いと思います。

しかし、重曹やセスキ炭酸ソーダはキッチンなどの油汚れや生ゴミなどの腐敗臭、湯垢などの酸性の汚れを落とすことには適しているのですが、水垢や石鹸カス、アンモニア臭などのアルカリ性の汚れを落とすことには適していません。

そのため、水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れが溜まりやすいお風呂場やトイレなどの掃除をする場合は、酸の性質を持つナチュラル洗剤「クエン酸」の出番です。


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クエン酸とは?

重曹やセスキ炭酸ソーダと共にナチュラルクリーニングには欠かせないアイテムとして人気の「クエン酸」は、

・食欲増進作用
・疲労回復効果
・ビタミンB群やミネラルの吸収率アップ
・尿酸値の減少
・尿路結石予防

など、様々な健康と美容効果が期待されている有機酸の1つです。

クエン酸は、みかんやレモンなどの柑橘類や梅干しなどに含まれている酸味成分であり、今では飲食物・医薬品・工業など様々な分野で用いられています。

クエン酸は文字通り「酸」の性質を持っているため、カルシウムなどを溶かしたり、アルカリ性の物質と混ざり合うことで中和させることができます。この原理を利用して、現在ではお風呂場や洗面台などの水垢や石鹸カスなどの汚れ落としや電気ポットの掃除、トイレのアンモニア臭を消し去る消臭剤などに用いられるようになりました。

クエン酸と同じ性質を持つ酢酸もアルカリ性の汚れを落とすのに適していると言われていますが、酢酸には“ツーン”と鼻を刺す刺激臭があるため、この臭いが苦手な方は臭いのしないクエン酸を利用するのがオススメです。


クエン酸の主な使い方


クエン酸は、

・水に溶けやすい
・無味無臭の粉末状
・水溶液はpH2.1 (2%、20℃)の弱酸性

の性質を持つ物質ですので、ナチュラル洗剤として利用する際は、粉末状のまま利用する、もしくは、水で溶かしてクエン酸水として利用するのが一般的となっています。

【クエン酸の主な使い方】

クエン酸のタイプ 主な用途

粉末状
・ポットに溜まったカルキ汚れ
・パイプ掃除
・食洗機の洗浄
・バスグッズのお手入れ
・洗濯槽に蓄積した炭酸カルシウムの除去 など 

クエン酸水
・シンクや洗面台などの水回りの掃除
・鏡やドアの掃除
・トイレの尿汚れ
・タバコのヤニ汚れ など

クエン酸には他にも、細菌類の増殖を抑制する殺菌作用や除菌効果などもありますので、まな板や冷蔵庫内の除菌にも効果的です。


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クエン酸を使用する際の注意点

・塩素系漂白剤と混ぜ合わせると有毒ガスが発生しますので、絶対に混ぜないでください。もし、塩素系漂白剤を使用した後にクエン酸を使って掃除したい場合は、5日ほど時間を置いてから使用するようにしましょう。

・大理石の主成分は炭酸カルシウムのため、クエン酸を使って掃除してしまうと溶けてしまいます。

・クエン酸を鉄やアルミなどの金属全般に使用すると錆びてしまう恐れがあります。

・お風呂場のタイルにクエン酸を使用すると、タイルとタイルを繋いでいる目地部分が酸によって変色する恐れがあります。お風呂場がタイル張りのお宅では1度目立たないところにクエン酸を使ってから使用するかどうかを決めるのが良いでしょう。

・クエン酸は湿気に弱い性質を持っていますので、乾燥した冷暗所で保管するようにしてください。

・クエン酸を素手で扱うと手荒れを起こす原因となります。お肌の弱い方や傷のある方は必ず手袋をしてから使用するようにしましょう。


まとめ

クエン酸は酸の性質を持っているため、

・塩素系漂白剤と混ぜない
・白木、漆器、塗装面、大理石などの石材、金属全般、通電部分、水拭きできないものには使用しない
・油汚れやたんぱく質汚れなどの酸性の汚れは落とすことができない

以上のことは必ず守って掃除に利用するようにしてください。

クエン酸も重曹と同じく「食用」と「工業用」があります。食用の場合、調理と掃除どちらにも使用することができますが、工業用の場合は調理に利用することができませんのでご注意ください。

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