傘が臭い原因とは?賢い掃除とお手入れ方法

傘が臭い原因とは?賢い掃除とお手入れ方法『子どもが学校に置きっぱなしにしていた傘を持って帰ってきたら、生乾きになっていて臭い』
『折り畳み傘を入れているカバンから雑巾のような臭いがする』
『雨が降っていたので傘を開いたら、あまりの臭さに鼻が曲がった』

このような経験をされたことのある方は多いのではないでしょうか。

実は、傘に限らず、レインコートやポンチョなどの雨具も、雨や雪に濡れたまま放置してしまうと、とんでもない悪臭を放つようになり、いくら天日干しや消臭スプレーを吹きかけても消し去ることができなくなってしまいます。

なぜ、こんなにも傘が臭ってしまうのでしょうか。


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傘が臭う原因はコレ

傘から生乾きや雑巾のような臭いがする原因は、日常の生活空間の至る場所に存在する常在菌の1種「モラクセラ菌」が増殖したことによるものです。

モラクセラ菌とは、2011年に花王株式会社と愛知学院大学の川村好章教授によって発見された菌であり、洗濯物などの洗い残したたんぱく質をエサに増殖し、生乾きや雑巾などの悪臭を放つ厄介な存在です。

『たんぱく質をエサに増殖するのであれば、傘の臭いの原因は違う雑菌が起こしているのではないか』と疑問に感じた方も多いと思いますが、電車やバスなどの公共機関を使うときや屋内に入るときは他人の迷惑にならないように“手”を使って傘を巻いて持ち運びますよね。

勘の良い方はもうお気付きかと思いますが、モラクセラ菌が増殖するためには、たんぱく質が必要不可欠です。傘を巻いたときに付着した手の汗や皮脂のたんぱく質と雨や雪の水分さえあれば、モラクセラ菌は増殖することができるようになります。

さらに、傘を収納する際は、キレイに巻いて雨や雪に濡れない場所で保管するため、雑菌が繁殖するのに最高の環境を提供してしまうことになります。

特に傘を乾かすのを忘れて放置してしまうと、モラクセラ菌だけではなく黒カビまで発生してしまうため、折りたたみ傘をカバンに入れて持ち歩いている方は、傘が収納されているケースやカバンにも臭いが移ってしまうことがありますので、気を付けましょう。


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掃除で臭いを除去


傘に住みついたモラクセラ菌を退治しようと、天日干しにして紫外線に当ててみたり、除菌スプレーを吹き付けてみたりと様々な方法で臭いの元を解消しようと試みたものの、一時的に臭いを消し去ることはできても、しばらくしたら再び臭い始めてしまい、どうしたらよいのか困っている方も多いのではありませんか。

モラクセラ菌は、紫外線や乾燥に強い性質を持っているため、天日干しや除菌スプレーを吹き付けても死滅させることはできません。しかし、そんなモラクセラ菌にも弱点はあります。

それは、「熱」です。

モラクセラ菌が増殖してしまった衣類を60℃前後のお湯に15分ほど浸け置くだけで、モラクセラ菌を死滅させると同時に臭いも消し去ることができます。

そこで、傘に住みついたモラクセラ菌を死滅させて臭いを消し去るためには、

①50℃から60℃に温めたお湯を張る。
②巻いていた傘をほどき、お湯のなかにゆっくりと沈めてゆく。
③傘全体がお湯に浸かったら、そのまま10分から20分ほど放置する。
④傘をお湯から上げ、水気を拭き取ったら天日干しにしてしっかり乾かす。

この方法でモラクセラ菌と臭いを同時に解消することができます。

お湯に漬け込んでも臭いが取れない場合は、クエン酸水を漬け置き洗いが完了した傘に吹き付けて乾かすと消臭することができます。ただし、傘の金属部分にクエン酸を吹き付けたまま放置してしまうとサビの原因となりますので、金属部分にクエン酸がかかってしまった場合は、水拭きをしてクエン酸を落としましょう。


まとめ

傘が臭い原因と賢い掃除、お手入れ方法をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。臭いの原因であるモラクセラ菌から傘を守るためには、傘を使用した後は必ず干して乾かすようにしましょう。

雨や雪の日が続いていて傘を乾かすことができない場合は、帰宅後に傘の水気をしっかり拭き取り、全体に軽くドライヤーの熱風を当てて乾かすとモラクセラ菌の増殖を防ぐことができます。

もうすぐ梅雨の時期がやってきます。気持ち良く傘を使えるように、傘が濡れたらこまめにお手入れをするように心掛けましょう。

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