見た目をスッキリさせて、お部屋を使い勝手の良い空間へと生まれ変わらせてくれるメタルラックは、安くて便利な収納家具として幅広い世代の男女から人気を集めています。
メタルラックとは、スチールやステンレスなどの金属で出来ており、ポールと棚板を組み合わせて作る収納家具のことです。主に小物類や書籍などを収納するのが一般的とされていますが、ラックの上に天板を乗せて飾り棚にしたり、TVボードやカウンターのように使用することも可能です。
また、メタルラックはオープンラックタイプの収納棚ですので、バスケットやボックスなどを使ってカテゴリーごとに分けて収納することもできます。
最近では足元にキャスターが付いた可動式タイプも登場しており、掃除の際に移動させることができると主婦のあいだで評判となっています。
しかし、メタルラックを侮ってはいけません。一見とっても掃除が楽そうに見えるメタルラックですが、ハンディワイパーや雑巾などを使ってサッと拭き掃除しようとすると、ラックの接続部分に引っかかって繊維が残ってしまったり、表面のくすみ汚れを落とそうと水拭きしてしまうと赤サビの原因となってしまいます。
特に普段なかなか掃除しない男性や購入してから1度もメタルラックを掃除していない女性は、メタルラックがホコリやゴミでたっぷり汚れており、表面に赤サビが発生している可能性があります。
そこで、今回はメタルラックの正しい掃除方法をご紹介します。
メタルラックの掃除方法は普通で良いのか
家具を掃除する際、その家具に使用されている素材に合わせた掃除方法で隅々まで丁寧に掃除する必要があります。
例えば、桐や無垢材などの天然素材が使われている家具や革製の家具は「乾拭き」が基本となり、布製の家具はカバーを取り外して洗濯したり、掃除機でホコリやゴミを吸い取って掃除するのが基本となります。
金属製の家具であるメタルラックは、サビにくくカビが発生しないのでキッチンやお風呂場などの水回りで使用される方も多いですが、長期間掃除をせずに放置し続けてしまうと表面が白っぽくくすみ始め、最終的には赤サビを発生させる原因となります。
もちろん、赤カビが発生したからといってメタルラックの機能性には全く支障は出ないのですが、くすみや赤サビは見栄えを悪くさせてお部屋の景観を悪化させてしまいますので、メタルラックをこまめに掃除するようにしましょう。
メタルラックの掃除方法は、ガラスやプラスチックの研磨や金属磨きなどに使用される「PiKAL (ピカール)」やサビ・水垢などの汚れをスッキリ落としてくれる弱アルカリ性の多目的クリーナー「金属磨き剤」などを使用して掃除するのがオススメです。
金属磨き剤などを使わずにメタルラックを掃除したいときは、酸性の力で科学的にサビを浮かせて落としてゆく方法が良いでしょう。
特に人と環境に優しい洗剤として人気を集めている酸性のナチュラル洗剤「クエン酸」は、軽めのサビ汚れを落とすのに効果的ですので、メタルラックがさび付いていたらクエン酸水を含ませた不織布を使ってゴシゴシと落としてゆきましょう。
ただし、クエン酸水で拭いた後は固く絞った不織布で丁寧に水拭きすることをお忘れなく。
メタルラックの気にした方がいい掃除頻度
メタルラックの掃除は、基本的に“汚れが目立ってきたら”で問題ありませんが、こまめにメタルラックを確認して、「ホコリやゴミが溜まってきたな」「表面がくすみ始めているな」など、普段とは異なる場合は速やかに対処する必要があります。
メタルラックに軽めの汚れが付着している場合は、ぬるま湯に浸した不織布を固く絞って丁寧にゆっくりと拭き掃除してゆくと汚れを落とすことができますので、お部屋の掃除を兼ねてメタルラックもキレイに拭き掃除してあげましょう。
メタルラックは湿気の高い場所に設置すると汚れが付きやすくなりますので、1週間に1度は丁寧に乾拭きを行い、1ヶ月に1度は固く絞った不織布で水拭きしてから天日干しするようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
普段なかなか掃除をしない男性やメタルラックを購入後1度も掃除をしたことの無い女性も大勢いると思いますが、メタルラックも長期間掃除をされずに放置されてしまうと、くすみやサビ、カビなどを発生させることがあります。
少しでも長くメタルラックを持たせたい方は、メタルラックの素材に合わせた掃除方法を用いて常日頃からこまめに掃除することがポイントです。
是非、この機会にメタルラックの掃除を始めてみませんか。