クローゼットのホコリや汚れが気になる場合の掃除方法

クローゼットのホコリや汚れが気になる場合の掃除方法 | カンタン掃除とアイデア洗濯術 CLEAN HOUSE衣類を出し入れする以外で使用することのないクローゼットは、空気の流れが悪いうえ湿気が溜まりやすいため、ホコリやゴミが溜まりやすく、カビやダニが増殖するのには最高の環境となっています。

特に現代日本は気密性の高い住宅構造をしているため、昔よりもクローゼットに湿気が溜まりやすく、カビやダニ、その他の衣類害虫による被害が起こりやすくなっています。

クローゼットの衛生環境を保つためには、

・クローゼット内の環境に変化を与えることができる「衣替え」を行うこと
・クローゼットに収納されたものを全て取り出して日光や風に当てる「虫干し」を行うこと
・扇風機や除湿機などを使ってクローゼットに溜まった湿気を定期的に取り除くこと

などがポイントとされていますが、もう1つ忘れ得はいけないことがあります。

それは、収納した衣類から抜け落ちた繊維クズなどによるホコリや壁や床に付着した汚れをこまめに取り除くことです。

そこで、今回はクローゼットに溜まったホコリやゴミ、壁や床に付着した汚れを取り除くための掃除方法をご紹介します。


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クローゼットの掃除を始める前に

クローゼットから収納されているものを全て取り出す

クローゼットは空気の流れが悪く、湿気が溜まりやすい場所ですので、掃除をする際は必ずクローゼット内にあるものを1度外へ出してから掃除を始めるようにしましょう。

特にクローゼットの四隅やタンスの裏側にはアレルギーの原因となるホコリやハウスダストが溜まりやすく、空気の流れも悪くなりやすいのでカビが発生しやすいので、クローゼット内に収納されているものを外へと運びながらクローゼット内に汚れやカビなどが発生していないかなどを確認しましょう。

空気を乱さない

ホコリやハウスダストはとても軽いので空気を乱してしまうと下から上へと舞い上げられてしまいます。クローゼット内を掃除する際は空気を乱さないよう、静かにゆっくりと行うのがポイントです。

ホコリやハウスダストが舞い上がるのを最小限に留めたい場合は拭き掃除から始めると良いでしょう。

また、ホコリは上から下へと落ちてゆくものですので高い位置から掃除を始め、奥に溜まったホコリや汚れは手前にかき出し、床に近い部分で掃除を終わらせるのが効率良くクローゼット内を掃除する方法となります。

次回以降の掃除を楽にするためのアイテムを用意しておく

クローゼットの衛生環境を保つためには定期的にクローゼット内を掃除する必要があるのですが、1人で動かすことができない重たいタンスや収納ケースなどがあると、次回掃除するのが面倒に感じてしまいますよね。

そこで、キャスター付きのスノコや掃除機やクイックルワイパーなどが入り込めるスペースを確保できる台などを活用してクローゼット内に収納されているものを簡単に動かしたり、掃除しやすくなるアイテムを事前に用意しておき、次回以降のクローゼット掃除が楽になるように対策をとっておきましょう。


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クローゼットの掃除方法


【クローゼット掃除~基本~】

①クローゼットの中身を全て外へ出して、天井・壁・床などにカビが発生していないか確認する
※クローゼットの中身を全て外へ出せない場合、衣類やポールごとすっぽりカバーすることができるアイテムや大きいサイズのゴミ袋を被せて衣類にホコリが付かないように防ぎましょう。

②固く絞った濡れ雑巾またはウェットタイプのシートを使って先にクローゼット内のホコリだけを拭き取っておく
※クローゼットや家具によっては水拭きができない場合があります。その際は乾いた雑巾または掃除用のシートを使ってホコリを拭き取りましょう。

③クローゼットの天井付近から掃除を始め、床に近い部分で掃除を終わらせる

④クローゼット内のホコリや汚れがある程度落とせたら、柔らかくキレイな布巾に消毒用エタノールなどのアルコールを拭き付け、丁寧にクローゼット内を拭いてゆきます。
※揮発性の高いアルコールを使ってクローゼット内を拭いてゆくことで除菌効果が得られるだけではなく、クローゼット内に湿気が残るのを防ぐことが可能となります。ただし、クローゼットや家具などによってはアルコールが使用できない場合がありますので、必ず取扱説明書をよく読んでから使用してください。

⑤消毒用アルコールでクローゼット内をキレイに拭いたら、クローゼットを乾燥させるためにドアや扉を開け放ち、窓を大きく開けて、扇風機をクローゼットに向けてスイッチを入れたらしばらく放置します。
※クローゼットをしっかり乾燥させることでカビの発生を抑えることができます。

⑥クローゼット乾燥中に全ての衣類を取り出し、必要なものと不要なものに仕分けておきましょう。

⑦クローゼットがしっかり乾燥できたら仕分けた衣類をタンスなどに戻し、1つずつクローゼット内に収納してゆきます。
※次回の掃除が楽になるように事前に用意しておいたキャスター付きのスノコや台などを使って収納してゆくのがポイントです。また、クローゼットに湿気を溜めないよう、ギュウギュウに詰めないように気を付けてください。

【クローゼット掃除~カビ・害虫対策~】

カビ対策
・クローゼットの湿気は下に溜まりやすいので、湿気に弱い皮革製品やシルクなどはクローゼットの上の方に収納するように、下の方には湿気に強い麻や綿などを収納しましょう。
・クローゼットに湿気を溜めないようにするためにはギュウギュウに詰め込まないのがポイントですので、不要なものは全て処分し、8割収納を心掛けましょう。
・1度着用した衣類はすぐにクローゼットへ収納せず、ハンガーにかけてしばらく吊るして乾かしてから収納してください。
・除湿剤や除湿シートを定期的に取り換えてください。
・クローゼットの床に直接衣類を置かないように注意しましょう。


害虫対策
・クローゼットに収納する衣類は1度洗濯してから収納してください。
・ウールやシルクなどの動物繊維が使用されている衣類を収納する際は必ず防虫剤を使用しましょう。
 ※防虫剤の種類によって使い方や防虫可能な虫の種類、注意点などが異なりますので必ず取扱説明書をよく読んでから正しく使用してください。
・気化した防虫剤の成分は空気より重いので防虫剤を利用する際は衣類の上に置くと効果的です。また、防虫剤は密閉された環境で効果を発揮する性質がありますので、しっかりと密閉することも忘れてはいけません。

まとめ

クローゼットのホコリや汚れが気になる場合の掃除方法とカビ・害虫対策についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

クローゼットの衛生環境を保つためには毎日掃除するのが良いとされていますが、さすがに毎日クローゼットの中身を引っ張り出して掃除することは難しいと思いますので、普段はクイックルワイパーなどで目に付くホコリやゴミを取り除き、1ヶ月に1度のペースでクローゼット全体の掃除を行うのが良いでしょう。

空気の流れが悪く、湿気の溜まりやすいクローゼットの衛生環境を保つのは大変ですが、こまめに掃除することでハウスダストやカビ・害虫による被害を減らすことができますので、今日からクローゼット掃除を始めてみませんか。

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