1990年代頃から日本では床材にフローリング材を使用するのが主流となり、今まで気にならなかった床のホコリや髪の毛などのゴミが目に付くようになり、多くの方がこれまで以上に掃除をするようになったと言います。
しかし、この頃の日本は共働きの増加といったライフスタイルの変化もあり、夜間に掃除をしたいという方も多かったそうです。ですが、夜間に掃除機をかける行為は近隣の住民に迷惑をかける行為となるため、掃除をしたくても出来ないと悩む方もたくさんいました。
クイックルワイパー
そんな掃除のお悩みを解決してくれたのが1994年に花王より発売された「クイックルワイパー」です。
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クイックルワイパーは、発売されるや否や「いつでも誰でも簡単に静かに床掃除ができる画期的な掃除道具」として全国各地へと広まり、今では一家に一本は必ずある便利な掃除道具として活躍しています。
ただ、クイックルワイパーには「砂や小石を取り除くことができない」「コスパが掛かる」といった欠点もあり、掃除機と併用しなければその真価を発揮することができないとも言われています。
そこで、今回はクイックルワイパーと掃除機を併用する際、どちらを先にかけたら効率良くホコリやゴミを取り除くことができるのかについてご説明します。
クイックルワイパーと掃除機どちらを先にかけるべき?
クイックルワイパーには、
・掃除機よりも軽い
・家具の隙間や椅子の下など狭い場所を掃除できる
・階段掃除がラクチン
といったメリットがあるのですが、その一方で
・コスパがかかる
といったデメリットもあります。
そのため、先に砂や小石をホコリやゴミと一緒に掃除機で吸い取り、細かなホコリやゴミをクイックルワイパーで取り除いた方が効率良く思えるのですが、実はこの掃除方法は間違いです。
確かに砂や小石を先に掃除機で吸い取ってしまった方が後々の掃除が楽にも思えるのですが、アレルギーの原因となるハウスダストは床上30cm付近に多く浮遊しているため、クイックルワイパーよりも先に掃除機をかけてしまうと浮遊しているハウスダストが掃除機の排気で舞い上がり、部屋中にハウスダストを充満させてしまい大変なことになります。
しかも1度舞い上がったハウスダストは1時間以上空中を漂い続けることになるため、掃除が終わった頃に再び床の上に戻ってきてしまい、掃除した意味が無くなってしまいます。
ハウスダストもホコリもゴミもキレイさっぱり取り除くためには、クイックルワイパーの後に掃除機をかけるようにするのがポイントです。
今まで掃除機をかけた後にクイックルワイパーを使用していた方も多いと思いますが、これではハウスダストや花粉、カビなどのアレルゲンを部屋中に充満させてアレルギーの発症を誘発したり、症状の悪化を招く恐れがあります。
もし、クイックルワイパーと掃除機だけでは心配だという方はクイックルワイパーで床のホコリやゴミをササット取り除いたら雑巾で水拭きを行ってから掃除機をかけると、さらにアレルゲンの浮遊を抑えることができますので、年末の大掃除に是非お試しください。