暑い夏を快適に過ごすために欠かせない「クーラー」。
今年は桜が咲き始めたころから、日本各地で最高気温25℃と夏日を記録しているところもあり、『今年は早めにクーラーのほこり掃除を始めた方が良さそうだ』とお考えの方も多いのではないでしょうか。
ところで、皆さんは「エアコン」と「クーラー」の違いをご存知ですか。
エアコンとは、「Air conditioner (エアーコンディショナー)」の略であり、お部屋の温度や湿度などを調節する空調設備のことです。一方、クーラーとは、日本語で「冷却器・冷房装置」という意味を表す「Cooler (クーラー)」のことであり、現在ではエアコンを表す和製英語として使用されています。
そのため、暖房の機能を持つエアコンに対して「クーラー」と呼ぶのは、正しい表現とは言えませんが、現代ではエアコンもクーラーも同じものとして扱われているため、ここでは「クーラー=エアコン」としてご紹介してゆきたいと思います。
では、さっそく暑い夏を快適に乗り切るために欠かせないクーラーのほこり掃除についてご紹介します。
ほこり掃除頻度
クーラーを使用する前にフィルターと内部の掃除をしている方も多いと思いますが、なかには仕事や家事、子育てに追われ、なかなかクーラーのフィルターや内部に溜まったほこりを掃除する暇がないという方も、ちらほらいます。
クーラーのフィルターや内部に溜まったほこりを掃除せずに使用してしまうと、
・クーラーの吹き出し口から変な臭いがする
・クーラーの内部で繁殖したカビが部屋中に飛散してしまう
・クーラーが故障する
・電気代が高くなる
など、さまざまなトラブルを招く原因となります。
クーラーに溜まったほこり掃除は、クーラーを動かす前に必ず行うようにし、本格的にクーラーを使用するシーズンを迎えたら、
・クーラー内部:1年~2年に1度
このペースで掃除をするようにしましょう。
ほこりのうまい掃除の仕方
クーラーのほこり掃除を業者に頼むのもオススメですが、これから夏に向けて出費が増えるため、できることならば自分でクーラーのほこり掃除をしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
クーラーの内部に溜まってしまったほこりは、ドラッグストアやホームセンターなどで購入できる市販のエアコンクリーナーを使うことでほこりを取り除くことも可能ですが、なかには市販のエアコンスプレーを使って掃除をしたことでエアコンが故障してしまったり、カビが増殖して嫌な臭いがするようになってしまったなどのトラブルも多々あります。クーラーやエアコンの内部を掃除する際は、自分で掃除するのではなく、専門業者さんにお願いした方が良いでしょう。
クーラーのフィルターに溜まったほこりは、掃除機で表面に付着したホコリを軽く吸い取った後、ほこりが付着している面とは反対側からシャワーを当て、ほこりを洗い流してください。
表面のほこりが取れたら、今度は表面から裏面に向けてシャワーを当てましょう。この順番でフィルターに付着したほこりを洗い流すことで、フィルターの細かい隙間にほこりが詰まってしまうのを防ぐことができます。
洗ったフィルターは、水気をしっかり切ってから、風通しの良い日陰で十分に乾かしてから本体に取り付けるようにしましょう。
クーラーのほこり掃除についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
詳しい掃除の方法については、「エアコンを自分で掃除するためのやり方とは?」「エアコンから変な臭いがする原因と掃除方法」などをご参照ください。
もし、自分で掃除するのが難しい方は、本格的な夏が来る前に専門業者さんに頼んでクーラーを丸ごと掃除してもらうのがオススメです。